【仙ペン】 「いい風」に吹かれて

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦2022 楽天1―4巨人(10日・楽天生命パーク)

 キャプテンは戻ってきたけど、今度はエースが登録を抹消された。でも今回の菅野の場合、復帰まで長い時間はかからないはずだ。

 ただ、この2人がそろってグラウンドに立つ姿、今季はなかなか見ることができない。勇人と菅野はスシローで言えばウニとカニのような目玉商品。離脱を繰り返すようだと消費者庁が再発防止の命令を出す…ワケないだろ。

 それはともかく痛い、痛過ぎる。9日の西武戦で負傷交代した立岡の診断結果が発表された。「左膝前十字じん帯損傷」―。今度は膝をやってしまったか。

 ソフトバンク時代に左肘じん帯を損傷。右打ちから左打ちへ転向を余儀なくされたが「人間、追い込まれたら意外とできるよ」と再起した。今回もそのガッツで…なんてこと軽々しく言っちゃいけない。早期の治癒を祈るだけだ。

 そんなわけで2日連続のスタメンマスク。21歳の山瀬慎之助です。一つ年上の戸郷を完投に導いた。マウンドでグータッチを交わす2人。新鮮というより早くも様になっている。

 前日の試合終了後、原監督は山瀬について「いい風を吹かせたと思います」とコメントした。この「いい風」ってフレーズ、以前にも聞いたことがある。

 2014年8月5日のDeNA戦(新潟)。5点ビハインドの3回から阿部に代わりマスクをかぶったのはルーキーだった。強気のリードで奮闘。8回には2点二塁打も放った。

 ルーキーとは、もちろん小林誠司のこと。指揮官は背番号22を絶賛した。「いい風を吹かせたね」―。キャッチャーとしての阿部さんに陰りが見え始めていた頃だ。事実、翌15年のシーズンでは捕手での出場は25試合にとどまり、一塁が主戦場となった。

 「いい風」を吹かせた男にも絶好の追い風が吹いていたのだが、プロの世界は厳しい。追い風は微風になったり無風になったり、時には逆風となって小林を翻弄(ほんろう)し続けている。

 さて山瀬は? このまますんなりじゃ本人のためにならない、というか面白くない。それにしても新旧慎之助に挟まれる小林。そんな感じ(どんな?)のサンドイッチを作ったら売れると思うけど…売れないか。

巨人

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