セーリング東京五輪代表の「アン・セナ」ペア 前澤友作氏にラブコール「サポートしていただけたら泣いて喜びます」

スポーツ報知
セーリングでパリ五輪を目指す山崎アンナと高野芹奈

 セーリング女子49erFX級で東京五輪代表の山崎アンナ(日体大大学院)、高野芹奈(関大)組が10日、都内で2024年パリ五輪挑戦表明会見を行った。2人の名前を取り、チーム名は「アンセナ」。「パリ五輪で日本人初の49erFX級でのメダルを獲得したい」と目標を掲げた。

 18位に終わった東京五輪後に2人で話し合い、パリ五輪を共に目指すことを決めた。高野は「東京五輪後はどん底というか、思うようにいかなくて心に傷を負ったというか。でもここで辞めたくないという気持ちがあった」。セーリングの技術一つ一つを2人で見直し「私たち、まだやれるぞ」と気持ちを奮い立たせた。山崎は「パリ五輪へ自分たちのモチベーションの部分が大事。自分たちで風を吹かせて覚悟をもって出発した」と語った。

 東京五輪は企業のサポートを受けながらの参戦だったが、現在はフリー。2年後へ活動資金不足は深刻だ。企業に自ら電話をして売り込みながらスポンサーを探している。セーリングの年間活動費は約2000万円。遠征の度に150万円が消える。新しい艇は約500万円。現在は「2人で60万円ずつ出して買いました」と言う120万円の中古の艇をスペイン・バルセロナに保管している。貯金はどんどん減っていく。「学生をしながら、セーリングもしながら、スポンサー探しもしながら。過酷ですけど、自分たちの目標を見失わないようにやっています」。

 サポートを求めて連絡した企業は、すでに40社を超えた。さらに、インスタグラムのダイレクトメールを駆使したオファーは70以上。衣料品通販大手「ZOZO」創業者で実業家の前澤友作氏にも4月に長文アタックをかけた。しかし、この日までに既読にはなっていない。「ダメ元で送ったんで…」と申し訳なさそうに話した2人だが、今も返信を待ちわびている。

 「サポートしていただけたら泣いて喜びます」と瞳を輝かせた。「前澤さんは夢を持っている方。私たちも夢を追っている。何か前澤さんがもし『この子たち夢に向かって走っている』と思ってくれたら、応援してくれるかも…」とひそかに期待した。

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