巨人・原辰徳監督「力になった 打てない時の叱咤激励」スポーツ報知150周年メッセージ

スポーツ報知
1992年7月。9回に逆転2ランを放ちバットを放り上げる原辰徳

 スポーツ報知は、1872年(明治5年)6月10日に「郵便報知新聞」として創刊以来、150周年を迎えました。巨人の黄金期を築き、報知新聞の1面を彩ってきた巨人・原辰徳監督(63)がメッセージを寄せました。

 ◆巨人・原辰徳監督(63)

 報知新聞社創刊150周年、心よりお祝い申し上げます。巨人軍と同じで、歴史の重みを感じますね。

 巨人軍と報知新聞というのはやはり、特別な関係にあると思っています。今では多くのメディアがありますが、チームを一番近くで見てくれているのは新聞社である、と思っていますし、個人的にも報知新聞の歴史の一部は、私自身の人生の歴史でもあると思っています。

 私はプロに入ったのは22歳の時ですが、高校の時からよく取材をしてもらってました。高校、大学、そしてプロに入って1年目から番記者さんを付けてもらい、いろんな意味で社会勉強させてもらった部分もあります。

 現在でこそ、コロナ禍ということもあり、なかなか難しい側面もありますが、現役時代から報知新聞の記者の方にはわがままなお願いをしたこともあります。「ちょっと買い物行くから付き合ってよ」というような、非常に人間味があるようなお付き合いをさせてもらったのが報知新聞の記者の人たちでした。

 プロ初本塁打や、1985年5月12日の大洋戦での1イニング2発の活躍、監督としても日本一を勝ち取った時のことなどを1面記事にしてもらったことはよく覚えています。時には紙面を通じて、叱咤(しった)されることもありましたね。私の場合は特に王さん、長嶋さんの後の4番打者でもあったので、打てない時にはそういうこともありました。それもまた「ようし、次は絶対に打ってやるぞ」という私の力になりました。

 現在はさまざまな形で情報が手に入る時代になりました。新聞業界も読者に「見せる時代」「読ませる時代」は終わったと感じています。プロ野球界も同様です。新聞社は読者に、我々はファンに「見てもらう時代」「読んでもらう時代」になっています。多くのタッチポイントがある中で、どのようにして選んでもらうのか。そこを我々も新聞社も意識しなければいけないでしょう。今後も末永く巨人の報道を続けていってもらえるよう、共に時代の変化に対応して、互いに切磋琢磨(せっさたくま)して盛り上げていきましょう。

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