井上芳雄、実妹と宝塚同期の明日海りおと恋人役に「禁断の恋は嫌いじゃない」

舞台への意気込みを語った(左から)望海風斗、浦井健治、井上芳雄、明日海りお、演出のマイケル・アーデン氏
舞台への意気込みを語った(左から)望海風斗、浦井健治、井上芳雄、明日海りお、演出のマイケル・アーデン氏

 俳優の井上芳雄が9日、東京・帝国劇場で主演ミュージカル「ガイズ&ドールズ」(7月9日まで、同所)の初日囲み取材に元宝塚歌劇花組トップスターで女優の明日海りお、元雪組トップスターの望海風斗、俳優の浦井健治と出席した。

 1950年にブロードウェイで初演され、1200回のロングラン公演を記録したトニー賞作品賞などに輝いている名作。1940年代の米ニューヨークを舞台に、天才ギャンブラーのスカイ・マスターソン(井上)と、救世軍軍曹のお堅い美女サラ・ブラウン(明日海)、スカイのギャンブル仲間ネイサン(浦井)とネイサンの婚約者で踊り子のアデレイド(望海)の男女2組の恋物語を描く。

 井上は、共演陣について「明日海さんと望海さんは、妹と(宝塚音楽学校時代)同期なので妹のような存在」と語り、今回は明日海と恋人役を演じることから「演じる上では関係ないけど、ある種禁断の(恋)ってところは嫌いじゃない」と冗談交じりに語り、明日海らを笑わせた。一方、明日海は「華やかなナンバーがぎゅっと詰め込まれていて、この世界観に生きていると思うと特別な魔法にかかったような幸せ感がある」と笑顔を見せた。

 取材会の最後に、井上は「もしこれが最後の舞台になってもいいくらい、ここに居られて幸せだなと思う作品。まだ引退はしませんけどね」と作品をアピールした。演出は、米の俳優で舞台監督のマイケル・アーデン氏が担当。東京公演後は、福岡・博多座(7月16~29日)でも上演される。

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