国際スケート連盟(ISU)は9日、タイで行われている総会で、フィギュアスケートの表現面を評価する演技構成点の項目を5から3に減らす案を可決した。
項目から消えたのは「技と技のつなぎ(トランジション)」と「曲の解釈(インタープリテーション)」。「スケーティング技術(スケーティングスキル)」と「構成(コンポジション)」は残り、「演技力(パフォーマンス)」は曲の解釈などを含めた「プレゼンテーション」に変更になった。
3項目になったことで係数は引き上げられ、男子はショートプログラム(SP)が1・0から1・67倍に、フリーは2・0から3・33倍に。女子はSPが0・8から1・33倍に、フリーは1・6が2・67倍に。満点の数値は5項目時と、ほぼ変わらないことになる。
日本は「評価が曖昧になる」と反対を主張していた。ISUは「評価基準の重複を回避して簡素化するため」としている。