【ユニコーンＳ】初ダートに挑むインダストリアがパワフルな動き　宮田調教師「二刀流への道がひらけたら」

◆第２７回ユニコーンＳ・Ｇ３（６月１９日、東京競馬場・ダート１６００メートル）１週前追い切り＝６月９日、美浦トレセン

　前走のＮＨＫマイルＣで５着に敗れて、デビュー以来初めてのダート戦に挑むインダストリア（牡３歳、美浦・宮田敬介厩舎、父リオンディーズ）が、Ｗコースで１週前追い切りを行った。内グラティアス（４歳オープン）に約４馬身先行する形から、前半は少し行きたがる面を見せながら、直線は馬体を併せてスムーズに加速して、６ハロン８５秒２―１１秒６で併入とパワフルな動きが光った。

　宮田調教師は「ゴールを過ぎても１ハロン（脚を）伸ばして、いい動きでした。ダート自体は、結果を出しているオープン馬を相手にどこまでやれるかですが、めどを立ててくれたら。これで二刀流への道がひらけたらうれしいです」と、引き続き状態の良さを評価した。直線の長いワンターンの東京コースへの適性の高さを見込んだレース選択で、まさしく“試金石”の一戦としてみている。