【巨人】坂本勇人、今日1軍復帰…首位ヤクルトと今季最大5差から逆襲へ大黒柱が帰ってくる

スポーツ報知
5回無死一塁、北村拓己の中越え適時二塁打で一塁から長駆生還する坂本勇人(カメラ・佐々木 清勝)

◆イースタン・リーグ 巨人3―4ロッテ(8日・ジャイアンツ)

 右膝内側側副じん帯損傷で戦線離脱していた巨人・坂本勇人内野手(33)が、9日の西武戦(ベルーナD)から1軍に復帰することが8日、分かった。イースタン・リーグのロッテ戦(G球場)に「2番・遊撃」で先発して2安打など走攻守で全快ぶりを示した。1軍はこの日、西武に1安打、打者27人で零封負けを喫し、3連敗で首位・ヤクルトと今季最大5ゲーム差に拡大。4月30日以来40日ぶりの復帰戦は遊撃でのスタメン出場が有力で、ここから一気に逆襲に転じる。

 痛めた右膝を気にすることなく、坂本は右足で力強く三塁ベースを蹴った。勢いのままに滑り込み、最後は左手で本塁をタッチ。右膝内側側副じん帯損傷からの完全復活を証明するプレーに、仲間のいる一塁ベンチは大きく沸き、スタンドからも拍手が注がれた。

 1点を追う5回1死。左前安打で出塁すると、2死から北村の中堅フェンス直撃二塁打で一気に一塁から本塁へ生還する激走を見せた。この直前には石川の痛烈な二直にすぐさま反応し、頭から一塁へ帰塁。一連のプレーを問題なくこなし、「逆にいい確認ができました。そういうの(帰塁)も大丈夫なのでよかったです」と万全の状態を強調した。

 攻守で当然のように存在感を放った。初回1死では鈴木の144キロ真ん中低めの直球を鮮やかにはじき返し、右中間へ実戦復帰5戦目で初の長打となる二塁打を放った。3回先頭では四球で出塁し、5回の安打も含めて2安打&3打席連続出塁。「結果として2本(安打が)出たのはよかった。(患部も)あまり気にせずにやれているのでいい感じです」。明るい表情が、不安が一掃されたことを示していた。

 8回の守備で交代するまで、遊撃でも3度の守備機会を軽快にこなし、ピンチの場面では投手陣に声をかけにいく、いつもの姿もあった。試合後、いつでも1軍に合流できる状態かと問われると「そうですね。後は(首脳陣の)話し合いで決まると思うので」と話していたが、原監督ら1軍首脳陣も報告を聞いた上で、9日の西武戦(ベルーナD)で40日ぶりに1軍復帰することが決まった。

 今季は開幕直前に左脇腹を負傷し、1年目の07年以来、15年ぶりに開幕1軍メンバーから外れた。さらに今度は4月30日阪神戦(東京D)の守備時に右膝を負傷し、5月1日に出場選手登録抹消されるなど悔しさを味わってきた。この日、1軍は西武に1安打完封負けで3連敗を喫し、首位ヤクルトとの差は今季最大の5差。坂本の離脱中は14勝18敗となった。

 1軍復帰の時に向けて、背番号6は「ここまで時間をもらっているので、中途半端にだけは戻りたくないと思ってやってきた。早く1軍の輪に戦力として加わりたい」と話してきた。左脇腹の負傷からスピード復帰した開幕3戦目には、いきなり4打数4安打。唯一無二の大黒柱の復帰が、逆襲への合図になる。

 ◆坂本離脱後の経過

 ▼5月1日 右膝内側側副じん帯損傷で出場選手登録抹消。

 ▼同4日 G球場でリハビリ。故障班のアップとは別メニューをこなし、室内練習場で約20メートルのキャッチボール。

 ▼同10日 故障後初めて軽めのジョギングを行い、ティー打撃も再開。約50球バットを振った。

 ▼同12日 サブグラウンドで24球ノックを受け、故障後初めてグラウンドで守備練習。

 ▼同19日 フリー打撃を再開し、69スイング。その後、ノック、スパイクを履いてダッシュ。

 ▼同25日 プロアマ交流戦のテイ・エステック戦(G球場)で「3番・DH」で実戦復帰し2打数無安打。

 ▼同26日 プロアマ交流戦・日本製鉄鹿島戦(同)に「3番・DH」で出場。実戦復帰後3打席目で初安打となる左前打。

 ▼同28日 2軍楽天戦(同)に「3番・DH」で出場。初回に右前へ運び2試合連続安打。

 ▼6月7日 2軍ロッテ戦(同)に「3番・遊撃」で守備復帰。打撃では2打数無安打。

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