◆報知新聞社後援 第71回全日本大学野球選手権大会第3日 ▽2回戦 大商大6―2日本文理大(8日・東京D)
大商大(関西六大学野球)が日本文理大(九州地区大学野球)を破り、8強入りを決めた。
大学では全国デビュー戦となる先発の左腕・高太一(3年=広陵)が6回1安打無失点の好投で試合を作った。「一人一人のバッターを抑えようという気持ちで投げました」。初回こそ1死から四球を与えて出塁を許したものの、2~5回はいずれも3者凡退。6回先頭に中前安打を許したが、130キロ台後半から140キロ台前半の直球に緩い変化球も交えながら相手打線に的を絞らせなかった。
6日の富士大(北東北大学野球)との1回戦では、高と同じ3年の右腕・上田大河=大商大高=が5回1/3を2安打無失点に抑える好救援。先発の今秋ドラフト候補の左腕・伊原陵人(4年=智弁学園)も4回2/3を3安打1失点と試合を作った。そしてこの日は高が上々の全国デビューを飾った。
打線は初回2死三塁から4番・渡部聖弥中堅手(2年=広陵)が右翼へ先制三塁打を放つと、4回にも2点を追加。6回にも3点を加えた。8回には2点を失ったものの逃げ切り、2019年以来の8強進出を果たした。