【大学選手権】 スタメン復帰の明大・村松開人主将が8強進出に貢献

スポーツ報知
試合後にインタビューを受ける明大主将の村松開人 (カメラ・堺 恒志)

◆報知新聞社後援 第71回全日本大学野球選手権大会第3日▽2回戦 明大3―0神奈川大(8日・東京ドーム)

 東京六大学リーグの覇者・明大が、苦しみながらも準々決勝進出を果たした。

 5回まで両校得点なし。神奈川大の先発右腕・本田真也投手(2年=相洋)の力のある直球に押され、3安打に封じられていたが、継投策で生じた隙を突いた。

 6回から登板した左腕・七俵陸投手(4年=創成館)に対し、先頭の3番・宗山塁遊撃手(2年=広陵)が左前打で出塁。1死後、四球と死球でフルベースのチャンスを得た。

 ここで打席に入ったのは、右ヒザの手術の影響でリーグ戦は3度の代打出場にとどまっていたが、6番・指名打者としてスタメンに復帰した主将の村松開人(4年=静岡)。カウント0―1からの変化球をたたいた打球はボテボテの一塁ゴロとなったものの、一塁手が処理する間に三塁走者が生還し、貴重な先取点を挙げた。

 「村松が入ると、打線が明らかに違う。先制点の場面も、彼の場合はちゃんとバットに当ててくれるので何とかなると思っていた」と田中武宏監督。8回の打席では左中間に二塁打を放ち、春シーズンの公式戦での初安打を記録した。

 7回に2点を追加し、先発の村田賢一投手(3年=春日部共栄)が8回4安打無失点の好投。指揮官は「期待通りの投球。こう着状態で、よく我慢した」とたたえていた。

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