日本ハムのビッグボス・新庄剛志監督(50)が6日、新球場での壮大プランをぶち上げた。来年3月に北海道北広島市に「エスコンフィールドHOKKAIDO」が開業予定。「楽しい一面としてやっていかないと北広島自体が盛り上がってこないし、観光スポットにもならないと思う。オレがいる間は協力とかアイデアで歴史の最初の1ページを作っていきたい」と熱弁した。
選手らは1週間前に新球場を見学。指揮官も約2か月前に訪れるなど、3回ほど足を運んでいるという。屋根は開閉式。「上から全員降りてこられるスペースがありますよね。あとシューッと外に飛んで出て行ける。これ本当」。多くのパフォーマンスをしてきたが、ジェットスーツのような登場ももくろんでいるようだ。
さらに理想もある。「球場があって遊園地、映画館、あと競馬場、ボートレース場があって。カラオケボックスがあって冬はスケート場とかね。みんなが来られるようなね」と地域活性への思いは強い。
一方で、監督としての要望も既に出している。「1年契約だから。そんな要望言える立場ではないから(笑い)。でも監督の椅子は高くしてくれって。2つ。オレうろちょろするから」と全体を見渡すためにベンチの両端に特別席設置を求める。また、代走で出場する選手のためにブルペンを人工芝ではなく土にすることも希望しているという。
開業まであと9か月。「何ならね、ビッグボスロードみたいな橋とかね。(新球場)1年目だしねオレが」と“続投宣言”も飛び出した指揮官。チームとともに、新たな本拠地もビッグボスがどでかくする。(田中 哲)
◆複合施設が併設されたブレーブスの本拠地球場 米大リーグのスタジアムは従来、市街地にあることが多かったが、近年は郊外に建設する傾向がある。2017年にオープンしたブレーブスの本拠トゥルイスト・パークは、商業施設やホテルだけでなく、水族館、遊園地も隣接。「バッテリー・アトランタ」と名づけられて連日、多くのファンが詰めかけている。