中日2軍は7日から広島、オリックスと本拠地6連戦(ナゴヤ)に挑む。現在、13連敗中で、ウエスタンのワースト記録の16連敗まであと3。育成が主目的のファームとはいえ、勝敗に注目が集まっている。
最後に勝利したのは、根尾のリリーフ登板で話題となった5月8日の阪神戦(甲子園)。次の試合の同10日のオリックス戦(ナゴヤ)から13戦13敗で、1か月近く白星がない。
片岡2軍監督は5月中旬に「ケガ人も多いし、コロナでどういう状況になるか分からない。人がいないからいっぱい、いっぱいやな」と話していたように、相次ぐ離脱者の影響で、やり繰りに苦しんできた一面もある。また1軍では今季、早くも昨季と同数の12投手が先発。幅広い起用のしわ寄せがファームにも及んでいる。
試合のなかった3日からの3日間は、午前中に内外野含めた4か所ノックやベースランニング、投内連係など、キャンプのような練習が行われ、平田、堂上、大野奨らベテラン組も黙々と同じメニューをこなした。連敗前までは16勝8敗7分でウエスタン首位を走っていたチーム。何とか泥沼から抜け出したいところだ。
◆ウエスタン・リーグの連敗記録
▼16連敗
広島(1961年、2011年)
▼13連敗
阪神(1978年)
サーパス(旧オリックス、2000年)
広島(2020年)
中日(2022年)
※イースタン・リーグ
▼14連敗
サンケイ(1965年)
日本ハム(2013年)