サッカー元日本代表FW吉原宏太氏が北海道・余市町長選出馬へ

吉原宏太氏
吉原宏太氏

 サッカーの元日本代表FW吉原宏太氏(44)が、北海道・余市町の町長選(8月23日告示、28日投開票予定)に出馬することが6日、分かった。既に同町を複数回訪れ、出馬準備を進めている。

 吉原氏は1996年、和歌山・初芝橋本高からJFLの札幌(現J1札幌)に加入。99年には日本代表に選出され、7月の南米選手権・パラグアイ戦で代表デビューを飾っている。その後、J1のG大阪、大宮、J2水戸でプレーし、13年2月に現役を引退。サッカー解説者や指導者などを務めていた。

 今年に入り、知人を介して出馬の打診が届いた。支援者と複数回会って話すうち、「子供たちにチャレンジすることをすすめてきた自分が、何もチャレンジできていない。今回がそのタイミングと思った」と興味のあった政治の世界への転身を決断した。

 籍を置いていたコンサドーレは5月末日付で退社し、退路はたった。吉原氏は「色んな方と一緒になって物事を決めて作り上げていくという政治の世界は、サッカーと一緒でチームワークが不可欠。これまでの経験とリンクしてる部分も多いと思うので。引退後、仕事を札幌で始めたのも、18歳だった僕を育ててくれた北海道に恩返ししたかったから。その思いで町長選にも臨みたい」と話した。

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