西郷隆盛の玄孫(やしゃご)で、参院選(22日公示、7月10日投開票予定)に立候補する西郷隆太郎氏(39)=日本維新の会比例で調整=の妻、西郷歩美氏(37)が5日、鹿児島選挙区(改選1)から無所属で立候補することを明らかにした。夫婦で国政挑戦となる。鹿児島県庁で6日に記者会見する予定。
歩美氏は取材に「これまで鹿児島から女性国会議員が出ていないし、世代交代も必要。特定の政党、団体の応援を受けずに戦いたい」と決意を語った。母が鹿児島・徳之島出身で、歩美氏は千葉県生まれ。国際学院埼玉短大(さいたま市)卒業後、東京・中央区議を経て、2017年から都議を1期務めた。
同選挙区では、自民党現職の野村哲郎氏(78)と立憲民主党の柳誠子氏(61)=鹿児島県議=、NHK党の草尾敦氏(53)、政治団体「参政党」の昇拓真氏(31)、無所属の室園順一氏(78)が立候補を表明。2000年以降の参院選では、自民党が議席を独占している。