投資で「一生分」の資産を築いた 厚切りジェイソンが大ヒット中のマネー本を語る

スポーツ報知
著書が大ヒット中の厚切りジェイソン

 米国出身のタレント・厚切りジェイソン(36)の著書「ジェイソン流お金の増やし方」(ぴあ、1430円)が昨年11月の発売以来重版を重ね、47万部(電子書籍を含む)の大ヒットを記録。オリコン上半期BOOKランキングも1位を獲得した。お笑い芸人、IT企業の役員とさまざまな顔を持つ“ベストセラー作家”にとって「お金」や「人生」とは―。(田中 雄己)

 同書は、米国での就業経験やIT企業の役員の実績を生かした投資術をつづったものだが、内容はシンプル。ジェイソンは「節約」と「お金の流れを可視化する」ことが重要だという。

 「とっても地味。楽しさを求めてはダメ。個別銘柄を応援したら大体負けますよ。将来虫歯にならないように予防をしている感覚ですよ」

 堅実な生活と、お笑い芸人。真逆にも見えるが、「そうではない」と言う。

 「イチかバチかだと、次の挑戦ができなくなるかもしれない。僕は芸人を始めた時は会社を辞めてなくて。週末の養成コースに通っていただけ。仮に芸人として成功しなくても次の挑戦のための週末が空くだけで。リスク管理をしながら挑戦することが大事」と訴えた。「賢い挑戦」。そのフレーズに、彼らしさが詰まっている気がした。リスク管理しながら芸人、俳優、コメンテーターと挑戦の幅を広げている。

 米国で新社会人を迎えると同時に始めた投資。来日し、お笑い芸人としてブレイクした後も生活水準を変えずに投資額のみを増やした。「あまり物欲はないし、いつの間にかとんでもないお金がたまっていて」。15年間で「一生分」の資産を築いた。「金」に関する「Why~」もある。「日本人は、家族でもお金について話したがらない。では、子供はいつどうやって理解するのか。孫は? 悪いサイクルを止めないとダメだよね」

 それにしても15年間の投資でためた「一生分」の額が気になる。「おいくらですか」。そう聞くと、急に日本語がたどたどしくなり、「TAPPRI(タップリ)ですかね」。そして、また流ちょうな日本語に戻り、「でもシンプルな生活の一生ですよ。海外のラッパーだったら一晩で消える額ですから」。お金のために生きるのではなく、あくまで生きる術(すべ)として稼ぐ。お金に縛られない生き方を提唱しているように聞こえた。

 ◆厚切りジェイソン(あつぎり・じぇいそん、本名ジェイソン・デビッド・ダニエルソン)1986年4月9日、米・ミシガン州生まれ。36歳。ミシガン州立大、イリノイ大大学院卒。05年に来日しお笑い番組を見ながら日本語を勉強。15年に芸人歴4か月で「R―1ぐらんぷり」ファイナリストに。お笑い芸人、俳優、IT企業役員、投資家などの肩書を持つ。家族は妻と3女。

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