高野秀行六段が棋聖戦第1局を解説 永瀬拓矢王座がキャッチャー目線で見事な配球 昨年の王座戦第1局の逆を持った

スポーツ報知
棋聖戦第1局を戦った藤井聡太棋聖(左)と永瀬拓矢王座(代表撮影)

 将棋の第93期棋聖戦五番勝負第1局が3日、兵庫・淡路島(洲本市)の「ホテルニューアワジ」で指され、2度の千日手指し直しの末、挑戦者の永瀬拓矢王座(29)が藤井聡太棋聖(19)=竜王、王位、叡王、王将=を114手で破り先勝した。タイトル戦で千日手が2度続いたのは2002年の竜王戦第1局以来、20年ぶり。藤井のタイトル戦での連勝記録は13でストップした。第2局は15日、新潟・新潟市の「高志の宿 高島屋」で行われる。

 ◆高野秀行六段に聞く

 対戦相手というよりは、気心の知れるバッテリーのような感じだと思っていた私の考えは甘かったようです。本局は常に永瀬さんのほうが持ち時間が残っている状態で、かなりの作戦を練っていたように感じました。

 (2度目の千日手の後の)3局目は実は永瀬さんは先手を持ってやったことのある将棋なんです。多少の違いはあるものの、昨年の木村一基九段との王座戦第1局で永瀬さんが負けてしまった将棋の逆を今回は持ってやっていたので、もちろん用意があった。本局に限れば永瀬さんの方が準備としては上回っていたかもしれないです。

 千日手をどこまで作戦とするのかは分からないですが、キャッチャーのような目線で見事な配球をしたと思います。後手番で“永瀬完勝”なので、「永瀬、恐るべし」という感じがしましたが、感想戦を見ていたらなんだか楽しそうで、やっぱりふたりはふたりでずっと将棋を指していたいのかもしれないですね。(談)

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