【箱根への道】早大・井川龍人が1万メートル2位、菖蒲敦司が3000メートル障害優勝 花田勝彦新監督で名門復活だ

スポーツ報知
関東学生対校選手権男子1部ハーフマラソンでレースを見守る早大の新監督・花田勝彦氏(右、左は前監督の相楽豊氏)

 関東の大学の長距離ランナーにとって、箱根駅伝と並ぶ関東学生陸上競技対校選手権(通称・関東インカレ)が5月19~22日、東京・国立競技場などで行われた。「関東インカレを制する者が箱根を制す」という格言がある“初夏の陣”。各校の戦いぶりを追った。(竹内 達朗)

 今年の箱根駅伝で13位に終わり、3年ぶりにシード権(10位以内)を逃した早大は、事実上の花田勝彦新監督(50)のもと、関東インカレで新たなスタートを切った。今月1日に正式に就任したが、4月から指導しており、関東インカレにもチーム戦略アドバイザーとなった相楽豊前監督(42)と並んで姿を見せた。

 エース・井川龍人(4年)が1万メートル2位。菖蒲敦司(3年)が3000メートル障害優勝、1500メートル3位になるなど活躍し、1部で2位の24点を獲得。しかし、井川は決して満足していない。「優勝を目指していたので悔しい。チームとしては1万メートルに1人しか出場していないことは本来、許されません」と、厳しい表情を見せた。ただ、その上で手応えも明かす。「4月から花田さんが質の高い練習メニューを出してくれています。みんなで強くなろう、という雰囲気が出てきました」と、前向きに話した。

 花田新監督は「伝統を引き継ぎ、選手たちとともに精進します」とコメント。名門復活に意欲を示す。

 ◆関東インカレ

 関東インカレは1919年に第1回大会が行われ、今年が第101回大会だった。翌20年に始まり、今年が第98回大会だった箱根駅伝より長い歴史を持つ。今年は現国立競技場で初めて開催された。旧国立競技場で行われた13年以来、9年ぶりに「国立」で熱戦が繰り広げられた。

 例年5月に開催され、各種目1位8点、2位7点…8位1点が与えられ、対抗戦で総得点を競う。出場は各種目1校3人以内。男子は16校の1部、それ以外の2部、大学院生の3部に分けられる。1部の15、16位と2部の1、2位が翌年、入れ替わる。1部と2部は短距離種目などを含めた総合力で決まるため、今年の箱根優勝の青学大や同3位の駒大など長距離・駅伝をメインに強化している大学は2部に属する。今年の箱根出場20校は1部11校、2部9校。シード校に限ると1部4校、2部6校。長距離種目では1部と2部に大きな実力差はない。サッカーのJ1とJ2というよりも、プロ野球のセ・リーグとパ・リーグの関係に近い。

 安定したペースで進み、好記録が生まれやすい記録会と異なり、関東インカレでは激しい駆け引きがあり、ペースは乱高下する。「記録」より「順位」。「速さ」より「強さ」が求められる。

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