◆日本生命セ・パ交流戦 中日0―2楽天(1日・バンテリンドーム)
交流戦ならではの適時打だったのかもしれない。島内が初回1死一、三塁で中前に先制打。15試合ぶりの適時打に真顔で「お久しぶりです」と話すと、3回1死一、三塁では2打席連続適時打。4番の2打点を投手陣が無失点で守った。
島内は「同期の(中日)阿部が頑張っているので刺激を受けています。今年は彼に勝てないので来年勝てるように頑張ります」とコメント。打率2割9分5厘と好調で、5月31日に田中将から一発を放った明大の同い年の名を挙げた。切磋琢磨(せっさたくま)した仲で「(阿部)寿樹は僕の中ではスター的な感じ。負けないようにと思ってやってました。大学の時は僕の方が飛ばしていたんですけど、今じゃ全然…。しっかり体を鍛えないと」と笑った。
昨季96打点でタイトルを獲得も、今季、島内は苦しんでいる。この日の適時打は5月14日の西武戦(ベルーナD)以来だった。「チャンスでなかなか打てていないのできっかけにしていければ」。かつてのチームメートから刺激を受け、上昇気流に乗っていく。(岸 慎也)