藤井聡太王位への挑戦権かけた豊島将之九段VS池永天志五段がスタート 開始30分で45手まで進行

スポーツ報知
第63期王位戦挑戦者決定戦を指す豊島将之九段(右)と池永天志五段(写真提供・日本将棋連盟)

 豊島将之九段と池永天志(たかし)五段による将棋・第63期王位戦挑戦者決定戦が31日午前10時、大阪・関西将棋会館で始まった。勝者は藤井聡太王位=竜王、叡王、王将、棋聖=に挑む七番勝負(開幕局・6月28、29日=愛知県犬山市)に進出する。

 振り駒の結果、先手は豊島。飛車先の歩を突くと、池永も同様に指し、10、11手目で角換わりとなり、腰掛け銀に。開始30分で早くも45手まで進んだ。

 挑戦者決定リーグ戦では紅組を豊島、白組を池永がともに4勝1敗で勝ち抜いて駒を進めた。ともに居飛車の両者は初手合い。

 豊島が勝てば藤井に2期連続の挑戦。昨年は1勝からの4敗で敗退しており、雪辱を期す七番勝負となる。池永が制すればタイトル初挑戦。藤井とは大師匠に板谷進九段がいる間柄(藤井の師・杉本昌隆八段、池永の師・小林健二九段)で、注目が集まりそうだ。

 持ち時間は各4時間で、昼食休憩を挟んで夜に決着する見込み。

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