ラグビー・リーグワンのプレーオフ決勝は29日、東京・国立競技場で行われる。前身のトップリーグで最後の王座を争った東京SG(リーグ1位)と埼玉(同2位)が、初代王者の座を争う。
優勝トロフィーを前に、両チームの主将が火花を散らした。28日、翌日の決勝を前に埼玉・坂手と東京SG・中村が会見。昨季トップリーグ最後の王者を引っ張る坂手は「(リーグワンの)初代王者というのは特別。今季の集大成として、このトロフィーを全員で掲げたい」と気合十分。対する中村は、昨季決勝で敗れた相手との再戦に「昨季の負けがモチベーションとしてある。正面からぶつかっていきたい」と雪辱へ闘志をたぎらせた。
大一番へ向け、“舌戦”も繰り広げられた。29日は最高気温30度超の予報。暑さ対策も重要視されるが、中村は「(東京SG母体の)サントリーの『グリーンダ・カ・ラ』をたくさん飲みたい」とPRも兼ねてニヤリ。坂手は「サントリーさん以外の水をいっぱい飲みたい」と笑顔で応戦した。
相手のキーマンにはそれぞれ「亮土さん」「坂手キャプテン」と互いを指名。約3万人の観衆が見込まれる国立競技場で、初代王者が決まる。
(大谷 翔太)