◆日本生命セ・パ交流戦 オリックス1―4中日(28日・京セラドーム)
中日がオリックス・山本由伸に土をつける劇的勝利で今季4度目の3連勝を飾った。一度は追いつかれる展開の中、8回に三ツ俣の適時打で勝ち越し。立浪和義監督は下馬評を覆す勝利に、手応えを口にした。以下は一問一答。
―三ツ俣が8回に良いところで結果を出した
「何とか粘りながらね。最後カーブを仕留めたんですけど。ラッキーでしたね」
―監督からも真っすぐかフォークか腹をくくれと
「追い込まれたらあのケースはね。何とかどっちかを狙っていくというのは、三振もしたくないしね。最後はカーブが甘かったかもしれないですけど、よく打ちました」
―前日(27日)に燃料切れから戻ったと。きょうも燃料が入って
「あしたまでは大丈夫(笑)」
―150超の真っすぐの後のカーブを打てた
「真っすぐに遅れてたから、ちょうどあったんじゃないですか。それは冗談ですけど、分からないですけど」
―8回には山本のピンチでマウンドに
「もう同点でもいいから開き直って行けと。外野フライでも1点だし。同点までは覚悟したんですけど、良い意味で開き直ってくれるかなとそういったんですけど」
―後を抑えた
「ラッキーでしたね」
―3回には岡林と大島で先取点
「チャンスはそうない。実際に見て素晴らしい投手ですし、何とか1点と思っていたんですけど、意外と早い回に1点取ることができたので。今度はどうその1点を守り切ろうと思ったんですけど、追いつかれて。ただ8回に、またつないで四球も絡めながら。当然、向こうも100球を超えて疲れが出る、コントロールも定まらなくなってきた中で、こういう粘りをチームの力にどんどんしていってもらえればなと思います」
―山本由伸に土をつけたのは大きい
「今日誰もが『山本、鈴木』(の投げ合い)ということでオリックス有利と思われていたと思うんですけど、何とか自分はどんな形でも勝ちたいなというふうに思っていた。やっぱりそれが現実になって非常にうれしいですね」
―乗っていけそうな勝利か
「乗っていかないといけないですね。明日、柳が投げますし。ただもうちょっと点取らないと厳しい試合になるんで。前回、柳に点を取ってやれなかったんで、明日はまた色々策を考えながら、いい投手(宮城)ですからやっていきます」
―鈴木の先発
「持ち味の真っすぐがスライドするボールで強気に攻められたと思いますし、5回のピンチもよく抑えてくれた。本当は6回ちょっと迷ったんですけど、うちは後ろもいるんで、何とかまず一つ勝たせてやりたいという、そういう意味で5回で代えたんですけど、次から6回、7回とね、段階を踏んでいけるように。球に力がある投手ですので、やって言ってもらいたいなと思います」
―7回途中からロドリゲスを投入
「あそこは1点もやりたくないというところで、当然、外野フライもうちにくい球威のある投手ですから。現に打ち取った訳なんですけど、何とかこの1点で勝ちきりたいという思いで出しました」
―ロドリゲスはあそこもトントンといけば8回も考えていたか
「次の回はあれだけ緊迫したところでいけばまたぐのも難しいと思っていたんで、山本、ライデル(マルティネス)、そういうふうには考えていたんですけどね」
ー難しい8回に山本が抑えた
「こういうのをどんどん自信にしてもらいたいですよね。ピンチ作ったんですけどね」
―7回にピンチを招いた祖父江は打たれるケースが
「そうですね、今日ボールが高かった、変化球ですかね。当然、ここ数回やられているんで不安でしょうけど、また立ち直って頑張ってもらわないと困るんでとは思っています」
―配置転換は
「いないんでね。もうちょっと頑張ってもらわないと、というところもあります」
―石川昂は
「腫れがあるんで。朝起きたらあったんで。一応、検査にいかせた。今日は出す予定はなかったというところです」
―検査結果は
「名古屋でもう一回、きっちり調べようということで。明日も試合に出ないです」
―抹消する予定は
「検査の結果次第ですけどね。そんな感じです」