【ほろ酔い日記】これぞ都内No1「三幸園」の餃子定食…肉の味がしみわたる~!!

スポーツ報知
都内ナンバーワンだと思っている三幸園の餃子定食と瓶ビール(カメラ・今関 達巳)

 大相撲の夏場所(両国国技館)を15日間を通しで取材したので場所後に休日をいただいた。自宅で大谷翔平のエンゼルス戦を1回表から見るのも楽しいが、新型コロナウィルスの感染状況も少し落ち着いたこともあり久しぶりに“昼飲み”に出掛けることにした。

 今回は神保町をチョイス。「書の町」も私にとっては学生時代からの「グルメの町」でもある。しかし時代の流れが私に悲しい現実を突きつけている。デートの待ち合わせ場所だった三省堂の本店ビルは建て替え工事中。彼女がミニスカートをはいて歩いてきた時の体内のアドレナンが急上昇して鼻血という悲惨な結果を導いたこともあった。

 三省堂の裏の「すずらん通り」沿いにあった餃子の名店「スヰートポーズ」は昨年6月、創業80年以上の長い歴史を静かに閉じた。扇形が定番の餃子でひたすら棒状を貫いた。肉の味が四隅に染み渡りビールの友としては最高だった。

 黒のカツカレーでおなじみの「キッチン南海」も昨年7月に建物の老朽化によって移転してしまった。スパイスの効いたカレーにサクサクの薄型カツは若者の味方。近場への移転がせめてもの救いだ。

 という訳で今回は中華の名店「三幸園」を訪ねた。1956年の創業から神保町のサラリーマン、編集者に愛され続けてきた店でもある。私が好きなのはシンプルな餃子でライスの相性はとにかく抜群なのだ。

 餃子にもいろいろな特徴がある。下町の雄「亀戸餃子」は軽さが持ち味。最低でも4皿(20個)は食べることができるが、ライスに合うかといえば答えは「ノー」だ。ビッグ餃子でおなじみの銀座「天龍」も同様である。

 「三幸園」が重いかというと、そうでもないかもしれないが、なぜかライスに合うのだ。醤油(しょうゆ)、酢、ラー油で作ったタレをビタビタに浸してライスの上で何回もバウンドさせる。餃子定食と1本のビールが作り出す“三幸園ワールド”は至極の瞬間でもある。

 ◇中華の町 神保町は実は中華の激戦地。餃子の「三幸園」の他、冷やし中華の発祥の店として有名な「揚子江菜館」は創業が1906年。富士山の形、彩りを表現した冷やし中華は33年に誕生した。「新世界飯店」は上海料理で有名だが、中華風カレーの上に揚げた豚肉を乗せた「パイコーカレー」が大人気である。激戦区で伝統の味を守り続ける姿に乾杯したい。

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