松田ゆう姫、友人の歩きタバコ怒鳴った人に怒り返す…生放送での炎上発言への批判にMX「真摯に受け止め」

スポーツ報知
生放送で友人の歩きタバコを注意した男性に怒り返したエピソードを明かし、物議を醸した松田ゆう姫

 生放送でのその発言を聞いた瞬間、これは「炎上」の危険性がある―。まず、そう感じた。

 25日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜・午後5時)。曜日コメンテーターのタレント・松田ゆう姫(34)が“暴走”した。

 この日の番組で「他人に激怒された経験があるか?」という話題になると「結構、前ですけど…」と前置きして、こんなエピソードを披露した松田。「友だちと2人で歩いていたんですよ。私が前を歩いていて、友だちが電子タバコ、歩きタバコをしちゃっていて。後ろからおじさんの怒号がブワッと聞こえて。『路上でタバコを!』みたいな、すごい声がして、心臓止まるくらいビックリして」と話すと、「確かに歩きタバコを叱咤(しった)されたんだけど、そのおじさんが70以上くらいでスタスタって歩いていっちゃったんだけど、その怒鳴り声の恐怖がすごく嫌で。そのまま、そのおじさんのところに言って『その怒り方はないんじゃないですか?』って怒り返したの」と明かした。

 共演のお笑いタレント・ヒコロヒー(32)が「えっ? 怒り返したの?」と驚くと、「だって、あまりにもショックだったの。恐怖だったから。そんなことあるの?って」と松田。ヒコロヒーが「おじさんはなんて言ったの?」と重ねて聞くと、「何か『う、う、う、うう~』とか言って、行っちゃった」と答えた。

 ここで、MCの垣花正(50)が「悪いのは確かに松田さんのお友だちかも知れないけど、驚かされたというか、言い方がショックというか」と言うと、松田は「いきなりMAXの怒鳴り声で、あれはもはや暴力だと思った」と答えた。

 普段なら番組を面白くするために多少の“あおり”を入れる垣花も「悪いのは確かにお友だち―」と口にし、これまで「まったく、お嬢様なんだから」と松田を上手にたしなめてきたタレント・小原ブラス(30)も黙り込んでしまう“笑えないエピソード”だった。

 松田の言葉をそのまま記事にした「報知WEB」にも、その言動への批判の声が集まった。

 「おじさんの怒り方も良くないけど、それに対して文句言うのは、まず歩きタバコを反省してから」

 「歩きタバコをしていた友達を止めずに怒ったおじさんに逆ギレですか…」

 「おじさんの方も言い方があった。誰でもいいから怒りをぶつけたかったのでは?」という突然、怒鳴った男性の行為を問題視した言葉もあったが、多くは歩きタバコという行為自体への批判の声だった。

 東京都の条例で路上喫煙が禁止されているように完全分煙が定着しつつある今、歩きタバコをする人はかなり減った。それでも、ごくたまに遭遇した際の不快感は確かにある。タバコを指に挟んで歩いている人を見て、その火が背の低い子どもの顔をかすめたら―。そんなことを想像して、ぞっとした経験は誰にでもあるのではないか。

 そして、大きな疑問が一つ。松田はなぜ、これほど無防備なのだろう?

 今年2月2日の同番組でもこんなことがあった。「あなたは理不尽にキレられたことがありますか?」というテーマについて聞かれた松田は「電車に乗っていて、コンパクトミラーを開けて、リップを塗っていたんですよ。そうしたら、おじさんがバーッと来て『電車の中で化粧なんてしてるんじゃねえ!』って怒鳴られたわけよ」と発言。

 「イラッとして『えっ、どうしてですか? なんでダメなんですか?』って聞いたの。しかも、リップだったし。そうしたら『みんなに迷惑かかってんだよ!』って言うから、さらにイライラして『ご迷惑でしたか?』って(電車内の)みんなに聞いたの」と続け、「だけど、結局、私が変な人扱いされて、みんなシカトですよ。全員、無視。シーンとなって、おじさんも降りてっちゃって、私だけ『えっ?』みたいな」と話した。

 この際も「電車内は公共の場。自分の部屋と勘違いしているのでは」などの批判の声が相次いだ。「いきなり怒鳴るおじさんも大人げない」という意見もあったが多くは松田の言動への不快感を示すもの。松田VSおじさんという構図が今回も繰り返されたと言える。

 2月の「電車でリップ」発言の際も1週間後の生放送で小原に「あなた、ネットで結構、炎上しているわよ」と暗に騒動について指摘され、「何? 知らない」と答えた松田。共演の作家・岩下尚史さん(60)にも「あなたには歌舞伎の家に生まれた女の子みたいなところがあるわよ」と、その浮き世離れした部分をやんわりいじられたが、「えっ? よく分からないな」と苦笑していたのを覚えている。

 1989年に40歳で亡くなった俳優・松田優作さんと女優・松田美由紀(60)との間に生まれ、松田龍平(39)、松田翔太(36)という2人の兄も俳優という芸能一家に生まれ育った松田。繰り返される騒動が現すように、その独特の魅力が「天然」と呼ばれる自身の発言や行動の重さがあまり分かっていない自由奔放さにあるのは間違いない。今回の発言も「この話、ウケるかな?」と思って披露した節もある。ただ、その何者をも恐れない発言には他人の言動への不寛容さが跋扈(ばっこ)するこの時代において、常に炎上の危険性がつきまとう。

 だからこそ、彼女を生出演させる制作側にこそ慎重さが求められる。問題の2回の放送での番組テーマが「他人に激怒された経験があるか?」に「あなたは理不尽にキレられたことがありますか?」―。これは松田がコメンテーターの回に用意するテーマとしては、あまりにも無神経過ぎないだろうか。

 そのテーマについて事前の打ち合わせの段階で、話したい内容をヒアリングした上で本人に「そのエピソードは炎上の可能性がある。やめましょう」と助言するスタッフはいなかったのか。

 この疑問をそのまま、TOKYO MXにぶつけてみた。

 「ご指摘の点は真摯(しんし)に受け止めさせていただき、さらに身を引き締めて番組を制作してまいります」という、まさに真摯な言葉が返ってきた。

 各曜日に「よくぞ、この人を選んだ」と感心するようなコメンテーターが勢ぞろい。毎回、スレスレのコメントで番組を彩る「5時に夢中!」には他の番組にはない生放送ならではの魅力があふれている。だからこそ、生放送での問題発言発生後に収録放送への変更を余儀なくされた他の番組のようになってほしくない。

 エッジの効いた発言で話題を集めるのが番組の狙いであるなら、なおさら生放送のちょっとした発言が炎上するこの時代にタレントを守る配慮が局側には求められる。

 テレビ画面の向こうで共演者の固い表情と裏腹に、きょとんとした表情を浮かべる松田を見ていて、心底、そう思った。(記者コラム・中村 健吾)

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