NHK大河「鎌倉殿の13人」ここまで20回の平均視聴率は13・75%!菅田義経のラストに視聴者悲しみ…第21回見どころ

スポーツ報知
「鎌倉殿の13人」の一場面

 俳優の小栗旬が鎌倉幕府の第2代執権・北条義時を演じるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜・後8時)は、第21回「仏の眼差し」(29日放送)で、源頼朝(大泉洋)が京都に向けて動き出す。

 弟の源義経(菅田将暉)をかくまっていた奥州平泉(現岩手県)に攻め込み、藤原泰衡(山本浩司)を討ち取った頼朝。目下の敵はいなくなった。上京し、後白河法皇(西田敏行)との対面を目指す。今作では何度か夢枕で会ってはいるものの、時代を代表する両巨頭のやりとりが注目される。

 第20回「帰ってきた義経」(22日放送)では、源平合戦のスーパースター・義経の最期が描かれた。幼少期に世話になった奥州へ逃げ延び、奥州の覇者・藤原秀衡(田中泯)に守られた義経。だが秀衡が亡くなり、息子の泰衡が継ぐと頼朝が動き出した。自らが義経に手を下すのではなく、平泉に向かう義時を使って義経を挑発。たき付けられた義経を、もめ事を起こしたくない泰衡が追い込んだ。頼朝は、その後は弟の敵として平泉に攻め込む計算もしていた。

 その意図を全て義時に明かし「我らが攻め入る大義名分を作るのだ」と解説。驚きと戸惑いで下を向く義時に「あくどいか?」「あくどいよのぅ」と自嘲気味に笑いながら「この日本から鎌倉の敵を一掃する」と宣言。独裁者の孤独、寂しさも表現されていた。

 いよいよ義経が部屋にこもり最期を迎える場面。個人的には武蔵坊弁慶(佳久創)の伝説「弁慶の立ち往生」の有無が気になっていた。無数の矢を食らいながらも立ち続け、そのまま息絶える。現実的にはあり得ないような逸話をどうするのか。ドラマでは直接的には描かれなかったものの、弁慶が服の下に木の板を大量に仕込んで出撃。扉の隙間から見守る義経が「武蔵坊、耐えてるなあ。アハハ」と実況した。これまでも、馬で谷を駆け降りたとされる「一ノ谷の戦い」や、船を飛び移った「壇ノ浦の戦い」など超人的な逸話が多い中世。実写化する上で、理想と現実のバランスをうまく取っていると思う。

 義経の細かいラストまでは表現されなかった。後日、後ろ姿の頼朝が義経に「九郎…よう頑張ったなぁ」と話かけ、角度を変えると義経は首桶(おけ)の姿という衝撃的なシーンに。頼朝が首桶を抱えながら「九郎! 九郎! すまぬ…」と号泣した。SNSでも「一晩経ってもダメージが抜けない」「仕事やすみます…」の声が。子供の頃から義経ファンだった記者も、結末は知っていながらも脱力した。

 第20回の平均世帯視聴率は12・8%で前回より0・4ポイント減だった。ここまで20回の平均は13・75%で、前作「青天を衝け」の15・1%比べてやや下がる。ナビゲーター役に徳川家康(北大路欣也)が出演するなど、ファミリー層に人気だった「青天―」に比べると、屈強な男たちが次々と壮絶に死んでいく「鎌倉殿―」。小さい子供がいる家庭がリアルタイムで視聴しにくい側面もある。

 加えてNHKプラスなど、各局も見逃し配信が急速に広がり、最近では各局ドラマの視聴率も元気ない。番組関係者によると「NHKプラスでの視聴数は『青天―』の3倍」とのこと。多くの要因が重なり1年前との単純計算は難しいものの、視聴率一つの指標ではある。逆説的と分かりながら、ドス黒さを楽しみにつつも、数値挽回にも期待したい。

 (NHK担当・浦本将樹)

 ※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区

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