【阪神】今季12度目の完封負けも自力V消滅は“延命” きょうVS佐々木朗に矢野監督「負けをつけられるように」開き直って挑む

スポーツ報知
8回2死二塁、近本光司の左前打で本塁突入するも二塁走者の長坂拳弥はタッチアウトに(カメラ・岩崎 龍一)

◆日本生命セ・パ交流戦 阪神0-1楽天(26日・甲子園)

 雨の中、メガホンを鳴らし続けた虎党に報いることはできなかった。今季最少とはいえ、2万6255人が詰めかけた甲子園。完封負け12度目は昨季の11度(ほか引き分け1試合)を早くも上回り、0―1敗戦は半数の6度目だ。矢野監督は「(岸は)制球もいいし、簡単ではないけど、何とかしたかった」と嘆いた。

 マルテが右足を再び痛めて登録を抹消され、貧打線はさらに迫力を欠いた。7回無死二塁は佐藤輝ら後続が倒れ、岸に西武時代から26イニング連続無得点。8回2死二塁では近本が左前打を放ったが、二塁走者の長坂が本塁憤死。3試合計2得点で連敗し、交流戦開幕カードを負け越した。

 9回は守護神・岩崎が2死一、三塁で代打・銀次に決勝打を浴びた。指揮官は「(起用法を)変えるつもりはない。肝っ玉が座った選手」と変わらぬ信頼を寄せたが、17日のヤクルト戦(神宮)でも救援失敗するなど、不安定な投球が続く。

 首位ヤクルトも敗れて、自力V消滅の危機は最短27日に“延命”した。首の皮一枚つながったとはいえ、27日のロッテ戦(ZOZO)の相手先発は完全試合を達成した佐々木朗だ。絶体絶命のピンチに、矢野監督は開き直った。

 「接戦になると思う。まだ佐々木朗希に負けがついていないので、最初に負けをつけられるように全員で向かっていきます」

 昨季は5月27日の甲子園で令和の怪物にプロ初勝利を献上も、5回までに7安打で4点を奪った“実績”はある。さらなる進化を遂げている5勝無敗の剛腕撃ちへ、もう“当たって砕けろ”の精神で挑む。(小松 真也)

 ◆阪神の千葉での悪夢

 ▼ファンが新幹線乱入 96年6月、ヤクルト戦で3連敗。15勝32敗、借金17での最下位低迷に激怒した虎党が帰阪の道中の藤田平監督を囲み、ヤジの応酬となった。一部のファンは新幹線の車内にまで乗り込み、藤田監督が代表者を呼んで謝罪した。

 ▼日本シリーズ惨敗 05年のシリーズ第1戦でロッテに1―10の大敗(濃霧で7回途中コールド)。第2戦も0―10と一方的に敗れると、甲子園に場所を移しても流れは変わらず、第3戦も1―10。そのまま4連敗した。

 ▼大炎上 08年6月14、15日のロッテとの交流戦で2戦連続10失点。いずれも初回に6点を奪われた。14日は3回までに10点を失い、岡田彰布監督は「どうしようもない」とお手上げ。15日は最大7点差から9回に一時同点としたが、その裏にサヨナラ負けした。

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