◆日本生命セ・パ交流戦 中日6―2西武(26日・バンテリンドーム)
中日・福留孝介外野手が開幕26打席目でようやく今季初安打を放った。6回2死二塁から代打で出場。フルカウントまで粘り、森脇のカーブを右翼線へ運んだ。塁上で何度も手をたたいて喜ぶ球界最年長選手に、ベンチもファンも大歓声だった。
元同僚で盟友の山崎武司氏が持っていた、セ・リーグ最年長二塁打記録を45歳1か月で更新。NPB通算409二塁打となり、10位タイにランクインした。
以下、一問一答。
―塁上で何度も手をたたいて喜んでいた。
「1本出てなかったので。僕自身もですけど、こうして我慢して使ってもらってて結果が出ないんで、僕自身も苦しいところはありました。だけどこうして1本出たので、そういう意味でほっととした」
―ベンチでは仲間から総立ちで迎えられた。
「みんながああやって喜んでくれましたし、それはそれで本当に良かったですし。どんだけ打てなくても、良い場面でも常に状況変わらず使っていただいて、結果として残ったのは良かったかなと思います」
―記念のボールをもらった。
「全然違うボールですけどね。僕が『ボール、ボール』と言ってたら(落合)ヘッドが『はい』と全然違うボールくれました」
―苦しい日々だった。
「どういう状況であれ、一番年も上ですし、自分のやることを変えずに。それだけは毎日続けようと。結果が出る出ない関係なく自分のやるべきことをやろうと。若い選手に変にやらないのかとか、そういう姿をみせたくなかった。打てようが打てまいが、常に変わらずに、というのは意識して、プレーに気持ちもってやっていた。(ルーティンを大事に?)それは変えずに。何かしたから変わるというわけではないし。自分のやってきたことを信じてやるだけと」
―練習前に、バンテリンドームの外周を走っていたりした。
「これからの時期、外でやるゲームも出てくる。そういう意味では暑さに慣れておかないといけないし。毎年こういうことはやってると、そういうところは変わらず」
―先日、中村順司さんも来場した。
「この3連戦は、PL(学園)のOBの方がたくさん球場に来られた。みなさん懐かしい姿を見せていただきましたし、僕の中では気分転換じゃないですけど、なったのかなって」
―どんな会話をした。
「ちょっと話したくらいですけど、『あの時はこうだったな』とか。自分で気づかないこともあった」
―チームの連敗も止まった。
「これだけ負けてやっと止まった。明日からも、自分たちができること以外はなかなかできないので。再確認して、チーム一つにしてやっていけたらいい」