バリスティック・ボーイズ 日高竜太インタビュー・ロングバージョン<3>

スポーツ報知
インタビューに応じたバリスティック・ボーイズの日高竜太(カメラ・頓所美代子)

 7人組ダンス&ボーカルグループのバリスティック・ボーイズの新曲「ラストダンスに BYE BYE」が25日に発売された。今年の第1弾シングルに日高竜太(26)は「今までで一番ダンスに軸を置いた作品」と話した。8月からはタイを拠点に活動を開始するが「日本を代表する気持ちで、アジアで成長していきたい」と目を輝かせる。ボーカル・バトル・オーディション(VBA)4、5で2回連続でファイナリストになるも落選。デビューまでは順風満帆の道ではなかったが「人生は運とタイミング。今のメンバーとグループを結成できたことに感謝したい」と振り返った。(ペン・国分 敦、カメラ・頓所 美代子)

 <2>からつづく

 2014年に開催されたVBA4でファイナルまで進んだ。高1でスクールに入ってキャリアの浅い中での快挙だった。

 「自分でもなんか、その時の勢いみたいなものは確かにあって『今、いい感じに乗っているな』って手応えがありました。今までのVBAは見ていたので、審査をクリアしていって自分がファイナリストになれたことにびっくりした自分もいますし、ここまで来たら『絶対になってやろう』という気持ちが審査が進むごとに強くなった感じですね。4では合格した(ランペイジの)吉野北人は同じ宮崎出身なんですけど、住んでいた場所も違うので全然知りませんでした。僕はEXPGに通ってたんですけど、北人は何もやっていなくて、オーディションで初めて知って『宮崎なのって』言ったら『ああ』って。『そうなんだ』って感じでした。今考えたらVBA4の時って、危機感はそんなになかったかな~。『絶対になってやるぞ』っていう気持ちがあったと思うんですけど、VBA5に比べたらちょっと甘えというかぼやけていた所があったかもしれません。VBA5の時は『これでダメだったらもうLDHはない』って覚悟で臨んでました」

 前回のオーディションから3年、背水の陣で臨んだVBA5は前回同様にファイナルまで進んだが、人生で一番の辛さを体験することになる。

 「待ち望んでいたオーディションのはずなのに、いざ始まってみるといろんな葛藤があって…。プレッシャーや危機感もあって、自分的には100%の状態で臨めていなかったです。VBA4の時のように伸び伸びとチャレンジできなかったですね。それに追われる身というか…。有力候補の一番手として取り上げられ、周りから『日高君、楽しみにしてる』っていう雰囲気でした。最後まで気持ちを落とさないようにって、歌、ダンスとの戦いじゃなくてメンタルとの戦いでしたね。気持ちを維持するのが大変で人生で一番辛かった期間です」

 合格を勝ち取る事はできなかったが、違った運命が待っていた。

 「名前呼ばれなかった瞬間は、家族を始めいろんな人の顔が浮かびました。そんなの初めての体験で…。『本当に申し訳ない』ってすごい思っていたら、HIROさんや自分たちをプロデュースしてくださったドーベルさんに『ファンタスティックスとは別のグループを作るかもしれないから』って、候補生になるお話をいただきました。もちろん(グループのメンバーになれる)確定ではなかったんですが、腐らずに頑張り続けたらチャンスがもらえるかもしれないと必死でした。で、ニューヨーク留学していたメンバー3人も合宿審査に参加するのは後日いわれました」

 一度は人生のどん底を味わったが、この後に人生で一番うれしい瞬間が訪れる。

 「候補生が参加した合宿の最終日、忘れもしません。HIROさんの前でパフォーマンスした後に『この7人でやっていきます』っていわれた時は感極まってこみ上げてくるものがありました。この時がバリスティック・ボーイズが正式に誕生した瞬間でした。候補生の立場だったのでずっとドキドキした気持ちでいました。LDH所属。これ大きいです。人生で最良の日になりました。そこからメジャーデビューで目標ができたりとかしますが、一区切りじゃないですけど、ステップボードができたと思いました」

 メンバーは顔見知りが多く、結成当初から手応えを感じていたそうだ。

 「僕は本当にすごい良いメンバーだなと思いましたね。運命的なものを感じました。ニューヨークから3人が帰って来たタイミングもそうですし、僕たちが受けたオーディションが終わったタイミング。そしてオーディション受ける前から僕も『全員が歌って踊れるグループ』っていうのをイメージしてたんです。新しい形で先輩方との差別化にもなるって思っていたら、本当にそんなグループのお話を頂いたので『人生って運とタイミングだな』っていうのをすごく感じましたね」

 もし、オーディションに受かっていたら今の立場ではない。

 「変な話、VBA4に受かってて、僕がランペイジに入っていたらとか、5に受かってファンタスティックスになっていたらとかって、すごい考える時もあるんです。本当に変な意味じゃなく自分はバリスティック・ボーイズに選んでいただけてよかったなと思っています。このメンバー、このグループでやっていけてすごいいいなと思っています」

 バトル・オブ・トーキョーでジェネレーションズやランペイジ、ファンタスティクス、Jr.EXILEのグループと共演しているが、ファンタVSバリのコラボ「SHOCK THE WORLD」はライバル意識むき出しで見応えが十分だった。

 「やっぱ気持ち入っていましたね。全然変な意味じゃなくて。やっぱり僕ら後輩だけど『負けない』っていうスタイルを見せたかったですし、そこは後輩の強みでもありますよね。上の立場より下から攻める方が攻めやすいですから。僕らにも後輩もできたので、そんな気持ち分かります。でもそこを相手にするんじゃなくて、僕らはどんどん攻めて行かなきゃいけない。先輩方もたくさんいますし、まだまだ全然追いついてないのでしっかり攻め続けます」

 <4>につづく

 ◆日高 竜太(ひだか・りゅうた)1996年1月11日、宮崎県出身。26歳。高校1年の時にEXPG宮崎校に入所して歌とダンスを始める。2014年にVBA4でファイナリストに。17年のVBA5でもファイナリストとなるも落選。18年に7人組のバリスティック・ボーイズのメンバーとなり、19年にアルバム「BALLISTIK BOYZ」でメジャーデビュー。今年8月から活動拠点をタイに移して世界進出を目指す。身長169センチ、血液型B。

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