【高校野球】富士宮東、プロ注目・勝又琉偉主将がチームを引っ張る・・・静岡県全チーム紹介「甲子園へ夏きゅん」

スポーツ報知
勝又を軸に創部初の甲子園を目指す富士宮東ナイン

 夏の甲子園の切符をかけた第104回全国高校野球選手権静岡大会は7月3日に開会式が行われ、同9日から熱戦がスタートする。スポーツ報知では「甲子園へ夏きゅん」と題して、参加全チームの横顔を連載で紹介していく。富士宮東はプロ注目の遊撃手・勝又琉偉主将(3年)がチームをけん引する。今春県大会では静岡商を撃破するなどメキメキ力を付けており、創部初の甲子園を目指す。

 勝又のバットが、富士宮東を高みに導く。「自分の最大限のパフォーマンスが発揮できれば、勝利につながっていくと思う。自分たちの野球ができれば甲子園に行ける」。92年の創部以来、最高は8強。1番・遊撃が定位置のスラッガーが初の聖地を見据えた。

 一冬でスケールアップした。昨年、校内に本格的な筋トレルームが完成。大勝良則監督(55)が「いいモチベーションになっている」と話すように、ナインは競い合ってマッチョ化してきた。週4日、汗を流したという勝又はスクワットで180キロを上げるようになり、体重は6キロ増。188、78キロのボディーを手に入れ、通算6本塁打の内、4本を今春だけでマークした。巨人・坂本のタイミングの取り方を参考にしており「打球に角度が付くようになった」とサク越えを連発できるようになった。

 今春の県大会は初戦の2回戦で静岡商を7―1で下し、27年ぶりの1勝。自身も3安打2打点を挙げた。センバツ出場の日大三島と激突した3回戦は最大9点差からジワジワ追い上げたが、8―10。9回、一打逆転となる2死満塁で左飛に倒れ「勝ちきれないのはまだまだ」と悔しさを胸に刻んだ。

 1学年上の代は選手3人だけ。1年秋からは実質的な主将を託され、日々の練習や試合でリーダーシップを発揮してきた。チームの初甲子園、さらに「プロに行きたい思いもある」とうなずく。すでに10球団以上が視察。同校から直接のプロ入りとなれば初めてだ。夢の実現へ、着実に歩みを進めていく。(武藤 瑞基)

 〇…大勝監督が「出塁率が高い」とキーマンに挙げるのが8番の亀山雄生捕手と9番の窪田杏慈外野手の3年生コンビだ。亀山は「目標は県のてっぺんに立つこと」と気合十分。窪田は1年秋に死球でアゴ、2年秋に走塁中に右足首を骨折するなどけがに泣かされてきた。「そういう時期があったからこそ成長できている。仲間や家族に恩返ししていきたい」とバットで貢献する。

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