【番記者の視点】浦和、不運重なり8戦勝ちなし…小泉幻弾→VARでハンド→PK献上

スポーツ報知

◆明治安田生命J1リーグ▽第15節 C大阪2―0浦和(25日・ヨドコウ)

 浦和はアウェーでC大阪に0―2で敗れ、9試合ぶりの黒星。開幕15戦で15得点と低調さが続く攻撃陣の現状を、浦和担当の星野浩司記者が「見た」―。

 度重なる不運に泣いた。浦和は前半24分、MF小泉が相手GKのキックを奪った流れからネットを揺らしたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で取り消し。逆に後半17分にVARのハンド判定で与えたPKで失点し、終了間際に2点目を食らった。シャルクのシュートはポスト直撃、ユンカーの負傷交代も響いて無得点。敵地・C大阪戦は公式戦5連敗で、3月13日の鳥栖戦以来、9戦ぶりの黒星を喫した。

 「チャンスは多くつくったが、決められなかった」。今季、リカルド・ロドリゲス監督(48)のこの言葉を何度聞いたか。2列目の江坂や小泉が下がってボールを受け、中盤は数的優位をつくって突破できるが、ゴール前はFWが孤立。巧みなパスワークで相手を崩せてもゴールが奪えず、指揮官は「勝つために何が足りてないか…」と方向性に迷いを感じさせる試合もあった。

 後方からボールをつないで敵陣に攻め込む指揮官の戦術、ポストプレーよりも裏への抜け出しが得意なユンカーを使った縦に速い攻撃。18日の横浜M戦で0―3から3得点を決めるなど、結果が出ているのは後者だ。小泉は「目指すサッカーと実際にいる選手の適性が合ってないところもある。それで迷いが生じるジレンマがある」。理想と現実のはざまでの葛藤が、8戦未勝利の現実に直結している。

 開幕前、指揮官は16年ぶりのJ1制覇へ「70得点前後が必要だ」と掲げたが、15戦15得点でわずか2勝。試合後、一部サポーターから罵声が飛んだ。「我々は浦和レッズ。しっかり立ち上がり、すぐに試合に勝っていくことが必要」と前を向いたが、長い苦境から抜け出せない。(星野 浩司)

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