寺島しのぶ、“瀬戸内寂聴役”でリアル剃髪…女優生命かけた衝撃の尼僧姿

剃髪を終え、法衣も違和感なく着こなす寺島しのぶ
剃髪を終え、法衣も違和感なく着こなす寺島しのぶ
寺島しのぶの剃髪シーン
寺島しのぶの剃髪シーン

 女優・寺島しのぶ(49)が尼僧で作家の瀬戸内寂聴さん(享年99)をモデルにした主人公を演じる映画「あちらにいる鬼」(廣木隆一監督、11月公開)で、このほど剃(てい)髪シーンの撮影を行った。実際に自分の髪をすべてそり落とし、女優生命をかけた緊迫シーンは映画界のみならず、大きな衝撃を与えそうだ。

 寺島演じる人気作家・長内みはるが仏門に入るため、剃髪する重要なシーン。撮影現場に張り詰めた空気が流れる。撮り直しは許されない。聞こえるのはバリカンを動かす音、切った髪が落ちる音のみ。寺島は「髪に執着はないつもりが、撮る前日はいろんな気持ちがこみ上げ、涙があふれた。でもこれが解毒作用で役に集中できた」とすがすがしい表情を見せた。

 この映画の後も別の仕事が埋まっていることから、特殊メイクで見せる選択肢もあったが、そうしなかった。最終的な決断は今月初旬のクランクイン直前。今作は作家の井上荒野(あれの)さんが、父で作家・井上光晴氏と実母、瀬戸内さんとの“特別な三角関係”を、事実を基に描いた同名小説(朝日文庫)を映画化。光晴氏のモデル、白木篤郎役は寺島と何度も共演歴のある豊川悦司(60)で詳細は伏せられているが、濡(ぬ)れ場も出てくる。

 「そもそも廣木監督、豊川さんでなければ、私はこの役をやっていない。自分の髪をそることで、役をさらに理解できるのではないか。劇中で脱いで裸になっているのに、剃髪が特殊メイクだと、寺島しのぶとして筋が通らないと思えて」。役を演じ切る上での覚悟を振り返る。

 バリカンで刈った後、カミソリで丁寧に仕上げて“完成”。役者魂を見せた後は現場の空気を和ませるかのように「頭がスースーする。気持ちいい~」と頭を何度も手でなでて、明るく振る舞った。頭の形も良く、なかなか美しい剃髪姿。周囲からも「似合っている」と言われ、本人も一安心の様子だ。

 しばらく普段の生活はウィッグ使用となるが「これは経験しないと絶対に分からない感覚でした。無事に剃髪シーンを終え、気持ちはリボーン(生まれ変わり)。いま不思議なパワーがみなぎっています」と話していた。

剃髪を終え、法衣も違和感なく着こなす寺島しのぶ
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