濱田マリ「主人公はイヤ」芸歴30周年でも貫く思い…「カムカム」竹村ロスの声は「ほんま幸せ」

スポーツ報知
「王道より横道を歩くのが好き」と語った濱田マリ(カメラ・関口 俊明)

 コミカルからシリアスまで、濱田マリ(53)の手にかかればお手の物だ。歯切れのいい語り口と、どこかつかみ所のない独特な存在感で数々の作品に彩りを添えている。

 1992年に「モダンチョキチョキズ」でのバンドデビューが芸能界の出発点。ド派手な衣装とハイトーンボイスが特徴のメインボーカルとして人気を博した。今年で芸歴30周年。「やば!すごい!えらーい!」の“三拍子”で自賛した。

 女優への転身は、バンド時代のプロモーションビデオ撮影がきっかけだった。「歌詞の世界を演技や表情で表現するのがすごく楽しくて。『私、お芝居できるかもしれんぞ』と、そんな予感はずっとありました」

 バンド活動休止後の97年、日テレ系ドラマ「恋のバカンス」で女優デビュー。当時から一貫して「主人公はイヤ」との考えは変わらない。「モダチョキでメインボーカルをやり、主人公になる欲を満たしてしまっていた。主役のそばで色々やるのが自由だし、要望に応じて作品のスパイスになれるのが一番ですね」

 脇役として数々の作品で重宝され、最近ではNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で、2人目ヒロイン・深津絵里(49)が働く「竹村クリーニング店」店主の妻役で話題に。実は濱田の実家もクリーニング店ということもあり、思い入れの深い作品となった。

 「SNSでは、(出演回終了後に)『竹村ロス』とか言ってもらえて『ほんま幸せやな』と。実家の父や、かつて私が接客させてもらった地元の方たちもめっちゃ喜んでくれましたね」

 演技の引き出しを増やすため、私生活では「高級な店、お安い屋台と、どこにでも出没して色んな人を見ています」と研究熱心な素顔をのぞかせる。時には「誰も私にしないダメ出しをしてくれる」と“家庭内プロデューサー”と呼ぶ娘の意見にも耳を傾ける。

 今後の展望については「自分がやりたい芝居、発信したいメッセージはない」ときっぱり。「台本いただく時と、オンエアを見る時が最大のご褒美ですから」。底なしの笑顔がまたはじけた。

(奥津 友希乃)

 ◆濱田 マリ(はまだ・まり)1968年12月27日、神戸市生まれ。53歳。92年、「モダンチョキチョキズ」として「新・オバケのQ太郎」でメジャーデビュー。テレ朝系「あしたまにあ~な」(98~2005年)のナレーションで注目を集め、声の出演作も多数。主な出演作にNHK「カーネーション」、「マッサン」など。テレ東系ドラマ「吉祥寺ルーザーズ」に出演中。

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