◆ウインクルシャープ(5月21日、中京9R・メルボルントロフィー・3歳1勝クラス、芝1200メートル=12着)
前走で同馬に初勝利をプレゼントした永島まなみ騎手が継続騎乗。「前走は直線で抜け出してフラフラしていたので、相手が強くなった方が真面目に走ると思います。ゲートも速かったので前、前でうまく運べれば」と、いいイメージを持って臨んだ。
3枠6番からスタートを五分に出て、行きっぷりよく5番手を追走。4角でも手応えは十分で、直線に向くと馬場のいい真ん中に出していき、いっぱいになったが、0秒8差(12着)に踏ん張った。
永島まなみ騎手は「スタートがよくて、いい位置もとれましたが、(前走から斤量)4キロ増と馬場が悪いところで脚をとられたぶんですね。だいぶ内は悪かったです」と分析する。ただ、悲観する様子はまったくなく、「きょうは周りに馬がいたのでフラフラしませんでしたし、昇級でもスピードは全然通用しますね!」と前を向く。次走は未定だが、夏の小倉競馬で減量がきく平場を使ってくれば面白い存在だ。(玉木 宏征)