◆タイセイブリリオ(5月21日、中京9R・メルボルンT・芝1200メートル=2着)
逃げ馬の直後で折り合いをつけようとすると行きたがるそぶり。無理に抑えず、3角手前でハナに立ってからはリズムを取り戻した。直線はラスト100メートルまで押し切る勢い。ゴール前で差されはしたが、前半でスタミナをロスしていることを考えればよく踏ん張っていた。
藤岡康太騎手は「リズム良く行かせようと思っていましたが、両サイドに馬が来て囲まれる形になるとエキサイトしていました。ただ、ハナまで行ってからは(力みが)抜けました。能力はあるだけに、そのあたりが課題になりますね」と振り返った。
気性面の成長は求められるが、1勝馬同士ならスピード上位は明白。初の左回りも問題なかった。この距離なら、次もチャンスだろう。(吉村 達)