◆JERAセ・リーグ 阪神4―0巨人(22日・甲子園)
阪神・伊藤将司投手が9回を8安打、無四球でプロ初完封を達成した。9回に2死一、三塁のピンチを招いたが、中田を中飛に打ち取り、シャットアウト完成。前回登板は4月6日のDeNA戦(甲子園)で9回2死まで1―0を守りながら、牧に同点打を浴びた。2ストライクを取りながら、あと1死が奪えず完封を逃していた。その後、新型コロナウイルス感染のアクシデントを経て、最高の復帰登板となった。
以下は試合後の伊藤将の一問一答。
(ヒーローインタビューで)
―初完封の気持ち
「えー、しびれました(前日ヒーローの長坂のセリフをまねて)」
―前回は目前で逃した
「(きょうも)最後すごく危ない中で完封できたんですけど、前回のことがファンの方もよぎったと思うので。その中で達成できて良かったです」
―2回に打線が援護した
「近本さんが先制点を取ってくれて、野手のおかげで9回を投げることができたので。野手に感謝しています」
―ファンに向けて
「厳しい試合が続いていますが、これからも応援よろしくお願いします」
(囲み取材で)
―超満員の中でお立ち台に
「満員の中でできたことと、あの中でヒーローインタビューができたのですごく気持ち良かったです」
―捕手の長坂が前日のインタビューで使った「しびれました」を拝借。言うと決めていたのか
「そうですね。昨日、話題になっていたので。言おうとしていました」
―投球で意識していたことは
「ゴロアウトが非常に多く取れたので、そこかなと思います。走者を出した中でも、ゲッツーを取れたりとかができていたので。そういうことができて、自分のピッチングも良くいけたと思います」
―6日のDeNA戦は、あと1球から同点。9回は意識したのでは
「そうですね、意識はありましたね。前回、失敗しているので2度は失敗できない。その中で達成することができて良かったです」
―前回がよぎらなかったか
「よぎりました(笑い)」
―コロナに感染し、野球ができない時期もあった
「1か月間、1軍でプレーできなかったので、すごい悔しさもあった。今日、甲子園で白星を取れたので良かったなと思います」
―しかも完封
「4点もあるし、思い切って投げようとなったので。その結果、完封できたので良かったなと思います」
―次回は地元・千葉での登板が予想される
「両親もやっぱり見に来やすいと思いますし、すごく楽しみです」
―今後に向けて
「1カ月も休んじゃったので、その分チームに貢献したいと思います」