◆第83回オークス・G1(5月22日、東京競馬場・芝2400メートル=良)
3歳牝馬クラシックの2冠目をかけて争われる大一番に、17頭(サウンドビバーチェは競走除外)が出走して争われ、3番人気のスターズオンアース(美浦・高柳瑞樹厩舎、父ドゥラメンテ)が、クリストフ・ルメール騎手の手綱でシャープな末脚を発揮し、前走の桜花賞に続く牝馬クラシック2冠を飾った。勝ち時計は2分23秒9。
10番人気のスタニングローズ(ダミアン・レーン騎手)が、1馬身1/4差の2着。そこから1馬身1/4差の3着には4番人気のナミュール(横山武史騎手)が入った。
高倉稜騎手(ピンハイ=4着)「外枠だったので、どこかで内に潜り込もうと思っていたが、一番いいところで運べた。折り合いもよかった。(馬場の)いいところを走れたし、ひと夏を順調に過ごしてくれたら。今日は収穫の多いレース」
戸崎圭太騎手(プレサージュリフト=5着)「スタートはそこまで速くなかったが、二の脚がついて、いい位置を取れた。リラックスして、リズム良く運べた。最後はじりじりとした伸びになってしまたが、頑張ってくれた」
池添謙一騎手(ルージュエヴァイユ=6着)「調教が抜群で楽しみだったが、返し馬からハミに乗っかる感じでもたれていた。それでも6着にくるのだから、能力はある。夏を越して、体が成長してくれば、もっと良くなる」
川田将雅騎手(アートハウス=7着)「調教の段階からバランスの悪さを感じていました。その通りの競馬になってしまいました。今日できる精いっぱいの走りをしてくれました」
三浦皇成騎手(ニシノラブウインク=8着)「枠が決まった時から、いろいろ考えましたが、ゲートセンスのいい馬で、他の馬の出方次第と思っていた。楽に(ハナに)いけましたし、距離に不安があったので、単騎でリズム良く運ぼうと思った。このG1のメンバーを相手に、よくここまで頑張ってくれました」
福永祐一騎手(エリカヴィータ=9着)「返し馬がすごく良くて、勝てるチャンスがあるなと思わせるくらい、いいコンディションだった。五分のスタートを切れて、本当は道中は外めのプレッシャーの少ない位置で運びたかったが。繊細なところがあって気をつかってしまい、直線では余力がなかった」
吉田隼人騎手(ベルクレスタ=10着)「リズムが良かったし、いいところを走れて、折り合いもついたのはよかった。距離的なものもあるのか、勝負どころで勝ち馬に離されてしまった。これからの馬で、いいものを持っている」
横山和生騎手(ライラック=11着)「返し馬も落ち着きがあって、雰囲気はよかったが、あれだけゲートを待たされると厳しかった。この馬なりに脚を使ってくれました」
松岡正海騎手(シーグラス=14着)「タフなレースになったし、もう少し体力がついてきてほしい。これから良くなる馬」
野中騎手(ラブパイロー=15着)「いけるのならいきたかったが、まずまずいいところにつけられた。芝のG1でも、頑張ってくれました」
吉田豊騎手(パーソナルハイ=16着)「ゲートもいい感じで決まったし、外から主張する馬をいかせて、いい位置で運べた。3、4角でいこうと思ったが、反応できなかった。リズム良く運べていただけに、いくらか距離が長かったのかも」