◆JERAセ・リーグ 阪神4―0巨人(22日・甲子園)
阪神は今季3度目完封勝利で、2カードぶりに勝ち越しを決めた。先発・伊藤将が復帰戦で無四球のプロ初完封勝利。宿敵・巨人にセ5球団で唯一、7勝5敗と勝ち越した状態で、交流戦へ突入する。
左腕は初回1死、ウォーカーに中前打を許すものの、吉川尚を二ゴロ、岡本和を二飛に仕留めた。4回には無死一塁で岡本和を遊ゴロ併殺。6回1死一塁でも吉川尚を二ゴロ併殺に打ち取るなど、得意の打たせて取る投球で巨人に1度もホームを踏ませなかった。左腕は4月13日に新型コロナウイルスに感染。2軍待機が続き、4度の調整登板を経て1軍に復帰したが、いきなり9回無失点と快投を見せた。
打っては2回1死満塁、近本の中前適時打で先制に成功。2死満塁では今季初めて3番に起用された大山が三遊間を破る2点適時打。先発・高橋をノックアウトし、2死一、三塁では戸田から佐藤輝が一塁強襲の適時打で追加点を挙げ、一挙4得点と援護していた。