「大物食い」飛龍が日大三島下し8強進出…サッカー静岡県高校総体

スポーツ報知
後半13分、日大三島MFのシュートを飛龍DF片岡(右)がブロック

◆サッカー県高校総体 ▽3回戦 飛龍1-0日大三島(21日・藤枝東高Gほか) 

 3回戦7試合が行われ、飛龍(東部6位)が日大三島(同1位)を1―0で破り、3大会連続の8強進出。前半開始直後に挙げた1点を最後まで守り抜いた。28日に準々決勝から登場する静岡学園(プレミア)と4強入りをかけて対戦する。磐田東(西部2位)は常葉大橘(プリンス)を3―0で破った。

  飛龍が耐えた。パスをつなぐ日大三島の波状攻撃をDF陣が体を張って防ぐ。4分間のアディショナルタイムが終わり、試合終了の笛が鳴るとイレブンはガッツポーズを繰り返した。

 東部地区大会では桐陽や沼津西に敗れて6位。「去年と比べて弱い、と言われていました」とDF吉田雄主将(3年)。だが県大会で試合を重ねるごとにチームは成長した。15日の2回戦は中部王者の清水東に逆転勝ちし、練習試合で2連敗した東部チャンピオンも倒した。

 前半2分にCKから先制したが、その後は完全に相手ペース。「球際で勝つ。走り負けない」を全員で徹底し、後半13分に左サイドを崩されたが、DF片岡輝翔(3年)が決定的なシュートをブロック。「相手はアスルクラロ沼津STの同期。止めれば勢いがつくと思った」。シュート数は5対10と防戦一方だったが、80分間集中力を切らさなかった。ハイボールに体ごと飛び込んだGK秋吉堅斗(2年)は「楽しかった」と笑った。

 準々決勝の相手はプレミアWEST暫定1位の静学だ。「全力で立ち向かう」と片岡。昨年2回戦では藤枝明誠を倒している「大物食いの飛龍」が、最強の敵に挑む。(里見 祐司)

 藤枝東は、エースFW井藤璃人(3年)の2戦連続のハットトリックで難敵・東海大静岡翔洋を4-1で沈めた。序盤は押し込まれて決定機をつくられたが、前半26分にMF海貝俊輔主将(3年)のシュートのこぼれ球を押し込んで先制。後半19分にドリブルで切れ込み加点すると、終了間際の41分にもゴール。15日の静高との2回戦(8〇0)に続く3得点に「この仲間と優勝したい、という思いが強い」と胸を張った。

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