【番記者の視点】川崎、今季20戦目で13度目の無失点 攻撃重視でも「守れる」からこそ首位にいる

スポーツ報知
川崎・谷口彰悟

◆明治安田生命J1リーグ▽第14節 鳥栖0―0川崎(1日・駅前不動産スタジアム)

 川崎は鳥栖と0―0で引き分けた。立ち上がりから鳥栖のプレスに苦しみ、後半37分にはDF谷口彰悟が一発退場。それでもゴールは守り抜き、中2日の日程で行われた一戦で勝ち点1を手にして首位を守った。

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 今季リーグ戦14試合で12失点はリーグ3番目の少なさ(1位は福岡の9、2位は鳥栖の11)。今季記録した2つの黒星(横浜FM戦、C大阪戦)で計8失点を喫している“事情”もあり、無失点試合9試合はJ1最多となる。ACLを含めれば、今季20試合で13試合のクリーンシート(無失点)を達成している。

 リーグ14試合で3得点以上は0試合。攻撃面で苦戦を強いられている一方、アンカーを配置する4―3―3という攻撃的システムを基本布陣としながら、「堅守」を武器の1つとして首位に立っている。

 この日のスコアレスドローで、リーグ戦5試合連続で無失点をマーク。過去4度の優勝シーズンでさえ成し遂げられなかったクラブ新記録を樹立した。

 決して守備に比重を置いた戦術をとっているわけではない。あくまで1試合3得点以上を目指す姿勢で臨みながら、勝ち点3を目指す課程で攻守にバランスの取れた戦い方ができている。

 試合後の会見で鬼木達監督は「勝ち点3につながることをもっとやらないといけなかったが、(谷口の退場で)1人減ってからも闘う姿勢の部分はすごくよかった。次につなげていきたい」と総括した。

 攻撃に比重を置くあまり、守備がおろそかになって満足いく成績が残せないチームは、これまでのJリーグの歴史の中でたくさんあった。3連覇達成へ得点力の向上は欠かせないが、「結果的に堅守」となり得るバランス感覚を持ち合わせていることは、今季の川崎の強みの1つとなっている。(川崎担当・岡島 智哉)

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