G大阪、大阪ダービー逆転負け…“仲間割れ”レアンドロ・ペレイラと昌子源が一触即発も試合後に和解

スポーツ報知
G大阪・昌子源(左)とレアンドロ(右・9)が言い合いになる(奥中央はG大阪・片野坂知宏監督)(カメラ・渡辺 了文)

◆明治安田生命J1リーグ 第14節 C大阪 3―1 G大阪(21日・ヨドコウ桜スタジアム)

 G大阪はC大阪との大阪ダービーに1―3と敗れ、リーグ戦の対戦では21年ぶりに逆転負けを喫した。試合終盤には元日本代表DF昌子源と、FWレアンドロ・ペレイラが“仲間割れ”する事態に。リーグ戦のダービーは6試合未勝利という屈辱に、醜態までさらした歴史的敗戦の背景を、G大阪担当の金川誉記者が「読み解く」。

 1点を追う後半43分、1秒も惜しいはずの状況で事態は起こった。スローインしようとした昌子が、前線に怒号を浴びせた。するとFWレアンドロ・ペレイラが激怒し、昌子に殴りかかりそうな勢いで走り寄った。2人はチームメートに引き離され、試合は続行。しかし、攻守それぞれの要が一触即発となっては、追いつけるはずもなかった。

 昌子の怒りの理由は、相手DFラインよりG大阪の前線の切り替えが遅れていたから。前半33分、レアンドロのクロスからFW山見がプロ初ゴールを決めて先制。しかし後半13分には攻守の切り替えが遅れたことでカウンターを受け、同点ゴールを許したことも伏線にあった。ただ、昌子が「レアンドロに言ったわけじゃない」と明かしたように、チーム全体に向けて訴えた言葉だったという。

 試合後には片野坂知宏監督からいさめられ、レアンドロと話し合って和解した昌子は「殴り合いしたくて言っているわけじゃない。お互い勝ちたい中で前(FW)と後ろ(DF)は意見が違うこともある。ただ見られ方はバラバラになっていたと思われても仕方ない。そこは僕自身も反省しています」と話した。

 日本人選手としては珍しく、ピッチで感情を強く表現する昌子は、チームを引き締める存在だ。ただ、この日のチームは開幕直前のGK東口に始まり、FW宇佐美、MF倉田ら主力を次々にケガで欠き、さらにコロナ陽性の主力も数人が抜け、ほとんど攻撃の形をつくれなかった。レアンドロの取材対応はなかったが、守備に終われ、シュートを1本も打てなかったブラジル人FWがいら立ちを募らせていたことも想像できる。

 試合後は一部サポーターが選手に罵声を浴びせ、こちらも一触即発の事態に発展した。感情がぶつかり合う大阪ダービーで起こった、Jリーグでは異例と言える内輪もめ。苦しいチーム事情が引き起こしたともいえる醜態劇を、これ以上、引きずるわけにはいかない。(金川 誉)

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