◆明治安田生命J1リーグ▽第14節 清水1―2名古屋(21日・アイスタ)
名古屋は敵地で清水を2―1で下し、リーグ戦今季初連勝を収めた。FW酒井宜福のヘディングシュートで先制し、1―1の後半49分に途中出場のFW相馬勇紀が劇的な勝ち越し弾を決めた。
試合後、長谷川健太監督は、「最後は苦しい展開だったが、DF陣が頑張って、最後に代わった選手が仕留めるという、今までなかなかできなかった試合展開だった。全員が一つになって戦えたのが大きかった。踏ん張れて勝ち越せたのは、また一つ大きな積み上げ」と、価値ある一勝に手応え。酒井、相馬は共に今季初得点。ここまで結果がついてこなかったFW陣が結果を残し、「酒井はいい形で仕留めてくれた。これをきっかけに自信を持って次も取ってくれることに期待したい」と評価し、相馬については「終盤に相馬のパワーで押し返せればという思いで入れた。本人もずっと得点がないのは気にしていて、終盤ドリブルで仕掛けてというタイプが出てきたことはチームにとって大きい」と話した。
次節は中3日で福岡戦(25日・豊田ス)に臨む。シーズン序盤からの巻き返しを目指し、「勝ち切れたのはチームにとって自信になる。ホームで勝ち星を伸ばせるように準備したい」と見据えた。