◆パ・リーグ 日本ハム4―0西武(21日・札幌ドーム)
日本ハムの宮西尚生投手(36)が通算800試合登板を達成した。プロ野球8人目。4点差の9回から3番手で登板し、3者凡退に抑えた。
宮西は07年、関西学院大から大学・社会人ドラフト3位で入団。1年目の08年から50試合に登板すると、昨季まで14年連続で継続している。
今季は開幕から失点を重ねていた。「初めてのイップスじゃないけど、スライダーの投げ方が全然わからないのが、開幕からずっとあった。それがなくなったので、今は思い切っていける」と、最悪の状況から抜け出し、手応えを口にした。
左腕は、試合後のビッグボスとの会話を聞かれ「岩瀬さんの1001試合の記録があるから、そこまで投げろと。目指して頑張れと。笑いしか出なかったです」と明かした。
それでも「期待されている間が華ですからね。次の試合をしっかり抑えて。気付いたら900いけてたらと思いますね。(岩瀬の記録は)その記録に一歩ずつ近づくにつれて、遠く感じる。すごい記録」と、前を向いていた。