陸上 浜松市立・沢田結弥、女子1500メートル静岡県記録で初優勝!「狙ってました」

スポーツ報知
表彰台で笑顔の沢田(カメラ・塩沢 武士)

◆陸上 静岡県高校総体 第1日(20日、エコパスタジアム)

 女子1500メートルで沢田結弥(浜松市立2年)が昨夏の全国総体で2つ上の先輩・兼子心晴(現城西大1年)がマークした4分17秒20の静岡県記録を更新する4分16秒90で初優勝した。女子400メートルでは、臼井千晴(静岡雙葉2年)が56秒26で同校初の県Vを飾った。昨夏の全国総体準優勝で今年は全国V候補だった男子走り幅跳びの深沢瑞樹(東海大静岡翔洋3年)が右足首痛の影響で7位に沈み、東海大会進出を逃す波乱があった。

 見えない“敵”と勝負した。女子1500メートルで沢田が県新をマークして初優勝だ。高校の先輩・兼子が昨年の全国総体でたたき出した4分17秒20を0秒30更新した。「心晴さんの記録を狙ってました。抜きたかった」。思いが実現して、笑みをこぼした。

 序盤から田島愛理(サレジオ3年)とのマッチレースだった。2位グループを大きく引き離した。「愛理さんがついてくることは分かっていた。無理に引き離そうとしないで自分のペースで走った」。400メートル68秒の配分をキープ。最後はライバルを7秒近く突き放してゴールした。

 目標だった兼子が昨夏全国総体の同種目で銅メダルを獲得した。「レースを現地で応援していて鳥肌が立った」。熱い走りに感動した反面、自身は3000メートルに出場したが、予選で敗退したことが悔しかった。

 それ以降、練習での意識が変わった。「少しでも食らいついていこうと、走るようになった」。歯を食いしばってメダリストについていくことで、確実に力がついた。先輩が卒業した今春からは自分が引っ張る立場に代わった。時々、男子のグループに入ってスピードとスタミナを磨いた。

 22日は3000メートルが控える。狙うのはもちろん、県2冠を達成して全国切符のかかる東海大会に向かうこと。「東海では一段、レベルが高くなる。タイムも順位も狙っていきたい」。視線の先にあるのは全国総体。高校トップクラスと互角に戦うことを目標に、沢田が階段を一歩ずつ上がっていく。(塩沢 武士)

 〇・・・男子走り幅跳びは波乱だった。高1の日本歴代最高記録(7メートル67)を持つ深沢が、県で脱落した。昨夏の全国総体2位で今年は優勝候補に挙げられていた男が、東海大会に進出できる6位まであと2センチ足りなかった。中部総体の競技中に右足首を捻挫。この日はぶっつけ本番で臨んだ。「けがは言い訳にしたくない。この状態でも7メートル10から20は跳べると思った」と、涙を流しながら気丈に答えた。

 〇・・・女子400メートルで歴史をつくった。4コーナーを回って2位だった臼井が、ホームストレートでトップに立ってゴール。女子校の静岡雙葉から陸上県総体で初の優勝者が誕生した。「56秒前半狙いで、順位は意識してなかった」とポツリ。同校初Vにも「実感はない」と、恥ずかしそう。昨年の東海総体では同種目7位とあと一歩で全国出場を逃し、高橋和也監督(42)は「昨秋あたりから全国に行きたいという気持ちが出てきた」と明かす。今年こそ東海6位以内に入り全国切符をつかむ。

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