鎌田大地&堂安律が復帰!インサイドハーフで起用か、新布陣のオプションにも期待…担当記者が読み解く

スポーツ報知
14日のケルン戦でボールを争うシュツットガルトの伊藤(右)(ロイター)

 日本サッカー協会は20日、6月の国際親善試合4試合に臨む日本代表メンバー28人を発表し、DF伊藤洋輝(23)=シュツットガルト=が初選出された。今季クラブでは主に3バックの左として29試合に出場。左足の正確なフィードを武器に攻撃の起点になるなど急成長を遂げた。また森保一監督(53)のメンバー選考からにじんだW杯仕様への変化を、金川誉記者が読み解く。

 何か目新しいことは。代表発表の度に探してしまうが、森保監督はその種の質問に「まずはベースの部分を、より強固にできれば。その上で、新しいチャレンジを考えたい」という答えを繰り返す。新顔はDF伊藤のみ。ただ、力を知る選手たちを呼び戻した選考に、その意図がにじむ。

 アジア最終予選ではMF遠藤、守田、田中の中盤3枚を軸とした4―3―3に布陣変更した第4戦から6連勝。安定した守備とFW伊東らのスピードを生かす攻撃で勝ち抜いた。この戦い方がブラジルなど世界の強豪相手に通用するのか、というテストが、本大会の準備で最初に取り組むべきことだ。

 次の一手は、MF鎌田や堂安の再招集だ。最終予選の中で、鎌田は4―2―3―1から4―3―3への布陣変更に伴い、トップ下のポジションがなくなり、輝く場所を失った。堂安は、右FW伊東が替えの利かない存在となり出番が減少。ともに3月の最終予選では招集外となるも、所属クラブではタイトル獲得に貢献する活躍を見せた。

 独特のリズムで攻撃を組み立てる鎌田、強烈な左足のシュートを持つ堂安には、ともに欧州で通用する武器がある。森保監督は2人について「インサイドハーフでもプレーできると思っている」と語り、守田や田中の位置で試す可能性を示唆。さらに彼らが力を発揮しやすい布陣、例えば鎌田ならトップ下のある4―2―3―1や、フランクフルトで採用する2シャドーの3―4―2―1を、オプションとして準備する手もある。

 W杯でベスト8以上を目指すには、1次リーグの3試合含めて中3、4日で最低4試合を戦う必要がある。最終予選で大活躍した伊東でも、良い状態を維持したまま全試合にフル出場することは不可能だろう。ドイツやスペインに対抗する術(すべ)をチームとして見つけ、それを遂行できる選手を何人準備できるか。サプライズ抜てきより重要な作業が、森保ジャパンには残されている。(金川 誉)

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