伊藤洋輝、代表初招集!シュツットガルトで「人生変わった」…左利き23歳DF加わり3バックも選択肢に

14日のケルン戦でボールを争うシュツットガルトの伊藤(右)(ロイター)
14日のケルン戦でボールを争うシュツットガルトの伊藤(右)(ロイター)

 日本サッカー協会は20日、6月の国際親善試合4試合に臨む日本代表メンバー28人を発表し、DF伊藤洋輝(23)=シュツットガルト=が初選出された。今季クラブでは主に3バックの左として29試合に出場。左足の正確なフィードを武器に攻撃の起点になるなど急成長を遂げた。

 ドイツでの激闘を経た23歳の顔には自信がにじみ出ていた。初招集の伊藤は、自主トレのために訪れていた古巣・磐田のクラブハウスで対応。「チームでの結果を評価してもらったと思う。代表は国のために戦うものですし、今回はブラジルともできるので頑張りたい」と心待ちにした。

 「人生が変わったみたいなもの」と振り返るように濃密なシーズンだった。昨夏、磐田からシュツットガルトに期限付き移籍。当初はセカンドチームに合流予定だったが、左足の正確なフィードや対人能力を評価され、3バックの左でレギュラーに定着。W杯でも対戦するドイツ代表FWミュラーやニャブリ(ともにバイエルン)らと対峙(たいじ)するなど29試合に出場し、大きく成長を遂げた。森保監督も「シーズン通してDFで出続け、屈強な相手を止めながらも攻撃では彼の良さを出して起点になっていた」と高く評価した。

 元々は正確な左足と積極的な飛び出しが武器のボランチだった。東京五輪代表を兼任していた指揮官は、18年のU―23アジア選手権(中国)で伊藤を最年少で選出。1次リーグの北朝鮮戦では2アシストを記録するなど、当時から潜在能力を買っていた。その後、20年に磐田で3バックの一角として起用され、花開いた。

 今後日本代表のキーマンになり得る存在だ。現在の基本布陣は、中盤に遠藤、守田、田中の3枚を据えた4―3―3を採用。久保らをトップ下に置く4―5―1もあるが、伊藤が加わることで3バックも選択肢に入ってくる。また186センチの長身ながらスピードも備えており、長友と中山が務める左サイドバックとしての起用も十分考えられる。

 この日、シュツットガルトへの完全移籍が発表。「継続して試合に出続けていれば、W杯も近づいてくると思う」と伊藤。ドイツでの自信を引っさげ、森保ジャパンに新しい風を吹き込む。(井上 信太郎)

 ◆伊藤 洋輝(いとう・ひろき)1999年5月12日、静岡・浜松市生まれ。23歳。磐田の下部組織出身で、高校3年生の17年5月にトップチーム昇格。19年は名古屋に期限付き移籍し、20年に磐田へ復帰。21年夏にシュツットガルトへ期限付き移籍。J1通算3試合出場0得点、J2通算57試合出場4得点。世代別代表には継続的に選出され、19年にはU―20W杯(ポーランド)にも出場した。186センチ、78キロ。左利き。

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