◇陸上 関東学生陸上競技対校選手権大会 第1日(19日、東京・国立競技場)
1部の男子100メートル予選で、東洋大の柳田大輝(1年)が、10秒29(無風)で予選を突破した。20日の準決勝に駒を進め「予選から100%の力でいったらもたないので、できる限り余力を持ってと考えて走りました」と、この後に臨む400メートルリレーも見据えた走りを見せた。
高校2、3年で日本選手権入賞を果たした期待のルーキーは「大学4年間で9秒台出さなければいけないと考えている。早いうちに出したいと思っています」と目標を定める。同大学の卒業生、桐生祥秀(日本生命)は4年生の9月に日本人で初めて10秒台の壁を突破し、9秒98を記録。「『桐生さんより早く出しましたよ』って言ってみたいですね」と笑った。
まずは今大会で、オレゴン世界陸上(7月、米国)の参加標準記録(10秒05)を切る計画。「決勝で狙っていければと思っています。今走った感じ結構良かった。気温と風にはよりますが、出せる状況にはあるのかなと思います」と頼もしく語った。