青学大の原晋監督が陸上競技発展などを目的にたちあげた一般社団法人「アスリートキャリアセンター」が主催する「第5回絆記録挑戦会」が18日、東京・町田市立陸上競技場で開催され、男子5000メートルで青学大の佐藤一世(3年)が13分52秒77でトップを取った。2位は青学大の倉本玄太(3年)で13分55秒11、3位は創価大の横山魁哉(4年)で13分57秒61だった。
関東の大学の長距離選手にとって、箱根駅伝と並ぶ2大イベントの関東学生対校、通称・関東インカレは19日から4日間、東京・国立競技場で行われる。今回の絆記録挑戦会は関東学生対校の出場メンバーから外れた選手による「第0日」の意味合いを持つ。原監督は「関東インカレに出場する選手と同じ流れにするため、関東インカレ前日にこの大会を設定しました」と説明。関東インカレの出場メンバーから外れた各大学の選手がそれぞれ力走した。トップを取った佐藤は「故障明けのため、関東インカレは無理をしませんでした。きょうはほぼ予定通りに走れました。明日からの関東インカレに出場する選手は頑張ってくれると思います」と落ち着いた表情で話した。
箱根駅伝3区2位と好走した青学大の太田蒼生(2年)も箱根駅伝後、故障して、この日が復帰レースだった。5000メートルを14分28秒34で走破した太田は「タイムを求めるよりもフォームを崩さないように走りました。順調です」と手応えを明かした。青学大の選手はレースを終えると、競技場から選手寮まで約7キロを走って帰った。