南野拓実、514日ぶりリーグ戦先発 「怒りのモチベーション」で今季10発目

スポーツ報知
南野拓実(ロイター)

◆プレミアリーグ第37節 サウサンプトン1―2リバプール(17日、英国・サウサンプトン=セント・メアリー・スタジアム)

 【ロンドン17日=森昌利】リバプールの日本代表MF南野拓実(27)がアウェーのサウサンプトン戦で今季リーグ初先発し、0―1の前半27分に同点ゴールを決めた。今季リーグ戦3点目で、公式戦通算10得点とした。チームは2―1で競り勝ち、最終節に逆転優勝の望みをつないだ。首位マンチェスターCと勝ち点1差で、22日にウルバーハンプトンと対戦する。

 20年12月以来、514日ぶりのリーグ戦先発試合で、価値ある一発を決めた。0―1の前半27分、南野はスルーパスを受けると角度のない右サイドから右足を鋭く振り抜き、ニアに突き刺す弾丸シュートを放った。「チームの息を吹き返すゴールを決められたのは良かった」。南野らしい狭いスペースへの抜け出しから絶妙なタッチで、激しくゴールネットを揺らした。

 4月以降公式戦で出番がなく、約2か月ぶりに訪れたチャンス。連戦で主力を温存した一戦だったが、右FWでフル出場した。久しぶりの90分にも「調整は難しかったが、意外とできるもの」と前線からの守備でも存在感を見せ、優勝に望みをつなぐ逆転勝利に貢献。「悔しいという気持ちが積もっていて『見せてやろう』、そんな怒りのモチベーションのような部分が大きかった。やってやろうという気持ちでしかなかった」。怒りをパワーに変えた。

 優勝したイングランド協会(FA)杯、リーグ杯とも大会序盤の活躍でチーム得点王となり、これで今季公式戦10得点。限られた時間で決定力を示し、クロップ監督も「タキ(南野)がもっとプレーしていないのは罪だ」と称賛した。

 去就については「シーズンが終わってから考えようと思っている。代表もあるしゆっくりする時間はないけど、チャンピオンズリーグ(CL)の決勝が終わったら考えたい」と話すにとどめたが、今季終了後に新天地を目指す可能性について言及した。

 まずは“4冠”へ集中を高める。「重要な試合でまたチャンスをもらえたら結果を出したい」と22日の最終節・ウルバーハンプトン戦を見据え、28日の欧州CL決勝についても「まだ日本人で決勝のピッチに立った選手はいないし立ちたい」と虎視眈々(たんたん)と出場の機会をうかがっていた。日本代表の背番号10は、納得のいくシーズン完走で6月の代表活動へも弾みをつける。

 ◆南野の今後の日程 22日のリーグ最終節・ウルバーハンプトン戦、28日の欧州CL決勝・Rマドリード戦でリバプールの今季は終了。20日に発表される日本代表メンバーに選出されれば、6月2日・パラグアイ戦(札幌ド)から4試合の国際親善試合に挑む。

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