◆第83回オークス・G1(5月22日、東京・芝2400メートル)追い切り=5月18日、栗東トレセン
忘れな草賞で3馬身差の圧勝を決め、一気に主役候補となったアートハウス(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎、父スクリーンヒーロー)は、坂路でメイショウハクサン(5歳2勝クラス)との併せ馬を行って54秒6―12秒4。鞍上の川田騎手が息遣いや動きを確認しながらもリズムよく駆け上がり、うながす程度だったラストもしっかりと反応して首差ほど先着した。
川田将雅騎手はこの日の動きに関して「前走より今回の方がバランスでよくない面が出ていますが、その中でどういう対応をするかですね」と話した。
また、桜花賞で1着となったスターズオンアースではなくアートハウスに騎乗するかについては「母(パールコード・16年秋華賞2着)にも乗っていて重賞を勝たせてあげることができなかったので、アートハウスをG1馬にしてあげたい。パールコードへの気持ちを優先させていただきました。アートハウスと素晴らしい時間を過ごしたい」と、母から紡ぐ血のドラマを勝利という形で表現するつもりだ。