J2大宮・19歳柴山昌也「J1のクオリティーは自分に足りない」 U―21代表合宿で松木玖生らに刺激

スポーツ報知
U-21日本代表候補合宿でプレーする大宮MF柴山

 J2大宮の19歳MF柴山昌也が、24年パリ五輪世代のU―21日本代表候補合宿への参加を経て、さらなる「成長」を誓った。

 今月9~11日に千葉県で行われた同合宿に追加招集され、大岩剛監督率いる同代表に初招集。全日本大学選抜との練習試合(0●2)は4―3―3の左FWでプレーしたが、得点を生み出せず。「自分がやってきたことが通用するか、努力は正しかったかを確認できた。足りない部分はたくさんあった。もっと自分の特長を出したかった」と振り返った。

 MF松木玖生(FC東京)、FW細谷真大(柏)らJ1で主力として活躍するライバルとともに練習し、「同年代の人たちに刺激をもらった」。1学年下の松木には「自信に満ちあふれている。ふてぶてしいですね。年下とは思えない」と驚きもあった。自身は大宮ユースから昨年トップチーム昇格後はJ2でプレーしているが「プレッシャーの感じ方など、J1のクオリティーは自分は少し足りないと感じた。ドリブル、シュート、クロスに飛び込むためのスプリントなど判断を突き詰めてやりたい」と力を込めた。

 身長161センチと小柄ながら、切れ味鋭いドリブルと左足のキックが武器のアタッカー。昨季は31戦出場も途中出場が27試合だった。だが、今季は開幕から全15試合に出場し、12試合に先発と主力の座を射止めている。もともと緊張するタイプだが、「余裕のある緊張になった」と成長を実感している。

 左足のクロスを中心にJ2最多タイの5アシストをマークする一方、いまだに無得点が続く。15日に取材対応した霜田正浩監督からは「成長しているし、結果は残してるけど、足りないところはたくさんある。『点取らないとアタッカーって言わないよ』と言ってる。アシストだけならウィンガーでいいけど、そういう時代ではない。点を取ってほしい」とハッパをかけられた。

 幼少期からアルゼンチン代表FWメッシに憧れてきた柴山だが、左FWでの起用が多くなった最近はイングランド代表MFフォーデンのプレー動画を見て攻撃のイメージを膨らませる。「ゴール、アシストと数字に残る結果が大事。代表から帰ってきて、余計に得点にフォーカスしてやっていきたい」と気合を入れた。

 パリ五輪代表の左FW候補は斉藤光毅(ロンメル)、荒木遼太郎(鹿島)、宮城天(川崎)ら右利きのアタッカーがひしめく中、左利きの柴山は貴重な存在となる。「代表スタッフからも『左利きの左サイドがいない』と言われたし、そこで自分が選ばれた。ドリブルやキックと攻撃が得意なので、『クロスを上げてほしい』と言われた。裏に抜けて時間を作り、チャンスがあればクロスをどんどん上げていこうと意識した」。

 J2で目に見える活躍を残し続けることが、2年後の大舞台につながる。「五輪は目標にはしているけど、こだわりすぎていない。まずは大宮のために戦った先にある。2年後? 行きたいですね」。少し恥ずかしそうにはにかみ、少年のような初々しい受け答えの中にも、芯の強い意思をみなぎらせた。(星野 浩司)

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