【巨人】吉川尚輝、首位打者守った1毛差!2週間ぶり1軍復帰で即2安打

9回無死一塁、右前安打を放ち、チャンスを広げた吉川(カメラ・相川 和寛)
9回無死一塁、右前安打を放ち、チャンスを広げた吉川(カメラ・相川 和寛)
4回1死、中前打を放った吉川(投手・遠藤)(カメラ・今成 良輔)
4回1死、中前打を放った吉川(投手・遠藤)(カメラ・今成 良輔)
試合前の円陣で声を出す吉川(中央)(カメラ・中島 傑)
試合前の円陣で声を出す吉川(中央)(カメラ・中島 傑)

◆JERAセ・リーグ 巨人3―2広島(17日・宇都宮)

 打球が一、二塁間を抜けると、巨人・吉川尚輝は右拳を握り力の限り「よっしゃ!」と叫んだ。2点ビハインドの9回無死一塁。無得点に封じられていた遠藤から、チャンスを広げる右前打に「ウォーカーがナイスヒット打ってくれた。つなげたので良かったです」。6回1死一、二塁のチャンスでは併殺打に倒れたが、すぐさまやり返した。

 4日の広島戦(マツダ)で死球を受け、左肩甲骨の骨挫傷のため6日に登録抹消。それでも「いい準備をできるようにと思っていました」と下を向くことなく、最短復帰へG球場で汗を流した。すると復帰戦となった15日の2軍西武戦(カーミニーク)で5打数4安打。「ファームでもいい感じで打ててた」と満を持して10試合ぶりに復帰した。

 4回1死では中前へチーム初安打。今季初の3番でマルチヒットを放ち、首位打者の座も1毛差で守った。原監督は「非常に頼もしい。守備も走塁も打撃もというところで、なかなかカバーがね。一生懸命みんなやってくれていたんだけど、やっぱり穴は大きかったというのが正直なところ。いいスタートをまた切ってくれた」と最敬礼だ。

 普段は冷静だが、チームに対しては人一倍熱い思いを持つ。中京学院大4年時に大学日本代表に選出され、千葉で行われた高校日本代表との壮行試合に出場。ナイターの試合後はメンバーたちとの食事会もあったというが、翌日は大学が属する岐阜県リーグの開幕戦が控えていた。

責任感 同校の近藤正監督は「無理しなくていい」と制したが、10時開始の1試合目に間に合わせるため一睡もせず朝に出発。同部屋だった現・中日の柳を起こさないよう部屋を出て開始30分前に到着。ソロを含む2安打2打点と貢献した。近藤監督も「自分が行っちゃって申し訳ないという気持ち。責任感だよ」と振り返る。

 この日は「すぐ戻ってこれたので」と多くは語らなかったが、離脱した分を取り返すという強い気持ちで臨んだはず。攻守で頼もしい吉川の復帰は、チームにとって最高の追い風となる。(河原崎 功治)

試合詳細
9回無死一塁、右前安打を放ち、チャンスを広げた吉川(カメラ・相川 和寛)
4回1死、中前打を放った吉川(投手・遠藤)(カメラ・今成 良輔)
試合前の円陣で声を出す吉川(中央)(カメラ・中島 傑)
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