【巨人】増田陸がプロ初本塁打 「浅村のような打者を目指せ」師匠・坂本勇人の言葉を胸に成長続ける

6回2死、プロ初となるソロ本塁打を放つ増田陸(カメラ・小林 泰斗)
6回2死、プロ初となるソロ本塁打を放つ増田陸(カメラ・小林 泰斗)

◆JERAセ・リーグ 巨人3―9中日(15日・東京ドーム)

 両手には最高の感触が広がった。1―8の6回2死。代打で打席に立った増田陸が、柳の高めカットボールを強振し、左中間席中段へプロ初本塁打。「無我夢中でした。初ホームランっていう結果が出て、素直にうれしい。今までで一番ベースランニングが気持ちよかったです」。昨季セ・リーグ投手2冠に輝いた好投手から記念のアーチを放った。

 試合後には記念球をキャッチしたファンから返却され、お礼にバットをプレゼントし「これは自分の部屋に置いておきます」と笑顔。8回2死三塁ではロドリゲスの155キロ直球を捉え、遊撃への適時内野安打でプロ初の複数安打も記録した。9回は二塁守備で失策もあったが、原監督も「いいバッティングをしてくれたね」とたたえるなど、3月に育成から支配下復帰した高卒4年目が、大敗の中で持ち味の打力を示した。

プロ初本塁打を放ち雄叫びを上げる増田陸(カメラ・中島 傑)
プロ初本塁打を放ち雄叫びを上げる増田陸(カメラ・中島 傑)

 理想の姿に一歩一歩近づいている。20年1月、高校時代から憧れてきた坂本の自主トレに初めて参加した時、寝食をともにする中で師匠からあるメッセージを送られた。「浅村のような打者を目指せ」―。言わずと知れた楽天の中心打者にして、日本を代表する右の強打者。背番号61がスケールの大きい打者に成長することを願った。

 現在、坂本は右膝の負傷で戦線離脱中だが、初安打の時には祝福と激励のLINEをもらったという。師匠の思いを胸に、成長を続ける増田陸は「右打者で長打を打てる打者になりたいと思って今までやってきましたし、そういう選手になれるように練習していきたい」。これから何度でも、鮮やかな放物線を描いていく。(後藤 亮太)

 ◆増田 陸(ますだ・りく)2000年6月17日、大阪市生まれ。21歳。春日出中では大阪福島シニアに所属し、早実に進学した野村大樹(ソフトバンク)らとチームメート。茨城・明秀学園日立高では1年秋から遊撃のレギュラー。18年センバツでは1番打者として16強入り。同年ドラフト2位で巨人入団。育成選手となった今季、キャンプは3軍スタートだったが、3月に支配下復帰をつかんだ。178センチ、85キロ。右投右打。

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6回2死、プロ初となるソロ本塁打を放つ増田陸(カメラ・小林 泰斗)
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